アンガーマネジメント資格の種類と取り方【2026年】団体別の費用・期間を公式情報で比較

SARAスクール

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「アンガーマネジメントの資格を取りたい」と調べ始めると、アンガーマネジメントファシリテーター、アンガーマネジメント ベーシック、アンガーコントロールスペシャリスト、アンガーカウンセラー®、アンガーコントロール士と、似た名前がいくつも出てきます。

先に結論を言うと、これらはすべて別々の民間団体が認定する民間資格で、国家資格はありません。違いは「どの団体が」「何のために」「いくらで」「どうやって」認定するかです。この記事では、各団体の公式サイトに書かれている料金・期間・受験方法をそのまま並べて、目的別にどれを選ぶかを判断表にまとめます。

この記事の情報源(2026年9月26日に各公式サイトを確認)

\ 在宅・試験免除で2資格同時取得 /



SARAスクール アンガーカウンセラー講座 公式サイト

アンガーマネジメント資格の全体像:すべて民間資格、団体は3系統

アンガーマネジメントとは、厚生労働省のサイト(ハローワーク高松の講座案内)の説明を借りると「1970年代にアメリカで始まった、アンガー(怒りの感情)をマネジメントする(上手く付き合う)ための、心理学をベースにしたトレーニング」です(https://jsite.mhlw.go.jp/kagawa-roudoukyoku/news_topics/event/event_00012.html)。ハローワークや厚労省の委託事業でも無料セミナーとして扱われる、広く使われている考え方です。

一方で、「アンガーマネジメントの資格」を出しているのは国ではなく民間団体です。国家資格や公的資格の一覧にアンガーマネジメント系の資格はなく、どれを取っても法律上の独占業務や名称の保護はありません。医療行為(診断・治療)ができるようになる資格でもありません。この前提を押さえたうえで、認定団体を3つの系統に分けると見通しがよくなります。

系統 認定団体 資格名 学び方 主な用途
協会本体 一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター 等 対面2日間 または 動画+オンラインライブ1日 協会の入門講座を自分で開講する(教える側)
協会認定の通信講座 同協会(講座はユーキャン) アンガーマネジメント ベーシック資格 通信(添削2回、2回目が試験) 自分のために基礎を学ぶ
別団体の通信講座 JADP(キャリカレ)/JAAMP・JIA(SARA) アンガーコントロールスペシャリスト/アンガーカウンセラー®+アンガーコントロール士 通信(テキスト+添削、在宅受験) 自己理解・家庭・職場・対人援助

大事な注意点:SARAで取れるアンガーカウンセラー®(JAAMP)とアンガーコントロール士(JIA)は、テレビや書籍でよく見る日本アンガーマネジメント協会とは無関係の別団体が出す別の資格です。名前が似ているので混同されやすいのですが、協会の講座を受けてもSARAの資格は取れませんし、その逆も同じです。

団体別の比較表:費用・期間・取り方

各公式サイトの表記を、同じ項目で横に並べます。

項目 日本アンガーマネジメント協会 ユーキャン キャリカレ SARAスクール
講座名 アンガーマネジメントファシリテーター養成講座 アンガーマネジメント資格取得講座 アンガーコントロール・マネジメント講座 アンガーカウンセラー®資格取得講座
取得資格 アンガーマネジメントファシリテーター アンガーマネジメント ベーシック資格 アンガーコントロールスペシャリスト アンガーカウンセラー®+アンガーコントロール士(2資格)
認定団体 日本アンガーマネジメント協会 日本アンガーマネジメント協会 一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP) JAAMP/JIA
講座料金(税込) 143,000円(試験料含む) 39,000円(一括) 58,800〜78,800円(サポート期間600〜800日の3コース・通常価格) 基本59,800円/プラチナ79,800円
講座料金以外に必要な費用 認定料33,000円+入会金11,000円(翌年度以降は年会費13,200円) 認定証は希望者のみ有料(金額は公式に記載なし) 受験料5,600円 基本コースは受験料1資格10,000円×2。プラチナは受験料込み。認定証は任意・各5,500円
資格認定までの合計 187,000円 39,000円(+認定証代) 64,400〜84,400円 79,800円(基本で一発合格/プラチナとも同額)
学習形式 対面2日間(各日8時間)または動画約10分×26本+ライブ1日8時間 テキスト2冊+添削。WEBテスト・解説動画あり テキスト+映像講義+添削3回 テキスト2冊+添削5回(オンライン講座は紙教材なし)
期間 対面2日間/オンライン約1ヶ月 標準3ヵ月(6ヵ月まで指導) 標準3ヶ月(サポート600〜800日) 6ヶ月(最短2ヶ月、オンラインは最短1ヶ月)
試験 認定試験あり(講座終了翌日以降に受検) 2回目の添削課題が試験。在宅・マークシート30問・70%以上 在宅・記述式・70%以上。修了後いつでも何回でも受験可 在宅・70%以上・随時(基本)。卒業課題提出で免除(プラチナ)
受講条件 満18歳以上 なし なし なし

出典:協会講座詳細(https://www.angermanagement.co.jp/seminar/95625)、ユーキャン費用・試験ガイド(https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1487/cost/、https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1487/exam/)、キャリカレ費用・試験(https://www.c-c-j.com/course/status/anger/price.html、https://www.c-c-j.com/course/status/anger/exam.html)、SARA講座ページ・JAAMP・JIA(前掲)。いずれも2026年9月26日確認。

表から読み取れることを3つだけ挙げます。

  • 費用の桁が違うのは協会のファシリテーターだけ。受講料143,000円のほかに認定料と入会金が必要で、資格を名乗るには187,000円かかります。これは「自分で講座を開く」ための資格なので、他の3つと同じ土俵では比べられません。
  • 通信3社は「1資格か2資格か」「試験の形」が違う。ユーキャンは添削課題がそのまま試験、キャリカレは記述式の在宅試験(受験料5,600円)、SARAは2つの協会の在宅試験(各10,000円)か、プラチナコースで試験免除です。
  • 安さだけならユーキャンです。SARAを選ぶ理由は「2資格になる」「試験免除の選択肢がある」の2点で、それに約4万円の差額を払う価値があるかが判断の分かれ目になります。

日本アンガーマネジメント協会の資格:教える側になるための体系

協会は2011年設立、累計受講者数196万人・累計開講数71,000回と公式サイトに掲載されています(https://www.angermanagement.co.jp/about)。アメリカのナショナルアンガーマネジメント協会の日本支部です。

講座は3段階に組まれています(講座体系図より)。

段階 講座 位置づけ
Step1 学ぶ(資格ではない) アンガーマネジメント入門講座(60分・2,200円)、応用講座、叱り方入門講座、パワハラ防止入門講座、カスハラ対策入門講座、診断講座 一般向け。ファシリテーターが各地・オンラインで開催
Step2 教える(資格) アンガーマネジメントファシリテーター養成講座、キッズインストラクター養成講座、ティーンインストラクター養成講座 協会の資料を使って入門講座を自分で開講できるようになる
Step3 専門家(ファシリテーター限定) コンサルタント、アドバイザー、トレーナー、ハラスメント防止アドバイザー、叱り方トレーナー 等 上位資格。ファシリテーター取得が前提

ファシリテーター養成講座の費用は、公式の講座詳細ページに費目ごとに書かれています。

費目 金額(税込) 支払時期
受講料 143,000円(試験料含む) 受講前
認定料 33,000円 合格通知後1ヶ月以内
入会金 11,000円 受講後
年会費 初年度0円、翌年度以降13,200円 翌年度更新時

公式ページには「アンガーマネジメントファシリテーターとして活動していただくためには、認定取得と共に、当会への入会が必須」とあり、認定要件には18歳以上・認定試験の合格・認定料と入会金の支払い・受講時間の9割以上の出席などが定められています。

面白いのは、同じ公式ページに「アンガーマネジメントファシリテーターを取得する人は、プロとして何かを教えている人ではない人が大半です。自分自身のスキルアップのため、子育てのため、自分の心身の健康のために受講しています」と書かれている点です。つまり「教える資格」ではあるものの、実際には自分のために受ける人が多い。ただし、その目的なら通信3社の方がはるかに安いので、「協会の名前で講座を開きたいか」が18万円を払うかどうかの境目になります。

繰り返しになりますが、この協会の資格とSARAの2資格(JAAMP/JIA)はまったく別の団体・別の資格です。

SARAスクールで取れる2資格:アンガーカウンセラー®とアンガーコントロール士

SARAのアンガーカウンセラー®資格取得講座は、1つの講座で2つの協会の資格を目指す設計です(公式:「1度の学習で2資格取得」「名刺や履歴書に記載できる」)。

  • アンガーカウンセラー®(日本メディカル心理セラピー協会=JAAMP):怒りの1次感情と2次感情、怒りが体に及ぼす影響、思考の歪み、心にゆとりができるテクニックなどの「基礎知識を有していることが証明」される資格。協会FAQでは難易度「初〜中級者レベル」、履歴書に記載可。
  • アンガーコントロール士(日本インストラクター技術協会=JIA):後悔しない怒り方、怒りをため込まない考え方、ストレスと怒り、子育て特有の怒りなど「アンガーコントロールに関する幅広い知識を有していることが証明」される資格。

どちらも受験資格なし・受験料10,000円(税込)・在宅受験・70%以上で合格・随時受験で、2つの協会の条件は同じです。両協会とも「資格取得後は自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます」と書いていますが、協会が講師案件を斡旋するような仕組みは書かれていません。2資格それぞれの出題範囲や受験の流れは、アンガーカウンセラー®・アンガーコントロール士の中身を解説した記事にまとめています。

講座で学ぶ内容は、公式ページでは次の4つに整理されています。

  1. 怒りの基本理解:怒りの仕組みや種類、心身への影響
  2. 怒りの原因分析:怒りっぽい人の思考の歪みや信念
  3. 心を穏やかに保つ:ストレスや嫉妬との関係、イライラを減らす思考法
  4. 実践的な制御法:怒りを抑える習慣や対処法、家庭や職場で感情を整える

教材はガイドブック・学習テキスト2冊・練習問題・模擬試験・添削課題5回分で、動画講義は教材一覧に含まれていません。監修は「臨床心理士・公認心理師」の先生と表記されています(個人名は非公開)。受講者の92%が初学者、受講生満足度92%(2023年9月時点の受講生アンケート)というのも公式の数字です。



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SARAの料金:基本コースとプラチナコースの総額は同じ

SARAの料金で誤解されやすいのが「プラチナは2万円高い」という見方です。基本コースで2資格を受験すると受験料が各10,000円かかるので、一発合格でも総額は同じになります。

項目 基本コース プラチナコース(通常/オンライン)
受講料 59,800円 79,800円
受験料(2資格分) 20,000円(10,000円×2) 0円(試験免除・受講料に含む)
資格取得までの合計 79,800円(一発合格の場合) 79,800円
不合格だった場合 再受験ごとに10,000円 なし(卒業課題の再提出は何度でも可)
認定証(任意) 1資格5,500円(協会に申請) 同じ(1資格5,500円)
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月) 6ヶ月(最短2ヶ月/オンラインは最短1ヶ月)

認定証はSARA公式FAQで「資格取得後、別途、資格カード、資格認定証が欲しい方は別途、資格協会様の方で販売」と案内されており、どちらのコースでも任意・別料金です(https://www.saraschool.net/)。2枚とも発行すると+11,000円で、合計90,800円になります。

要するに、基本とプラチナの違いは「試験を受けるか、卒業課題で免除するか」だけで、金額の差は不合格時の再受験料と手間です。料金の細かい比較はSARAアンガー講座の料金記事で扱っています。

アンガーマネジメント資格のよくある質問

Q1. アンガーマネジメントに国家資格はありますか?

A. ありません。この記事で扱った資格はすべて一般社団法人・一般財団法人などの民間団体が認定する民間資格です。どの資格にも法律上の独占業務はなく、医療行為(診断・治療)もできません。うつ病や不安障害など治療が必要な状態は、医師・公認心理師・臨床心理士の領域です。

Q2. 「アンガーマネジメントファシリテーター」とSARAの「アンガーカウンセラー®」は何が違いますか?

A. 認定団体が違います。ファシリテーターは一般社団法人日本アンガーマネジメント協会の資格で、協会の入門講座を自分で開講できるようになるためのもの。費用は受講料143,000円+認定料33,000円+入会金11,000円=187,000円です。SARAのアンガーカウンセラー®はJAAMP、アンガーコントロール士はJIAという別団体の資格で、通信講座+在宅受験(またはプラチナで免除)、総額79,800円です。目的も費用も違うので、「協会の名前で講座を開きたいか」で分かれます。

Q3. 一番安く資格を取るには?

A. ユーキャンのアンガーマネジメント ベーシック資格(一括39,000円、添削課題が試験)です。協会認定の資格で、標準3ヵ月で修了します。1資格で十分、協会認定の名前が欲しい、という方はここが第一候補です。SARAとの比較はSARA vs ユーキャンで詳しく扱っています。

Q4. キャリカレとSARAはどちらがいいですか?

A. キャリカレはJADP認定の1資格で、映像講義と記述式の在宅試験(受験料5,600円・修了後いつでも何回でも受験可)が特徴です。通常価格は58,800〜78,800円で、サポート期間の長さ(600〜800日)で3コースに分かれます。SARAは2資格で、プラチナなら試験免除。映像で学びたいならキャリカレ、2資格をまとめて取りたいならSARAという分かれ方です。詳しくはSARA vs キャリカレへ。

Q5. 独学でアンガーマネジメントは学べますか?

A. 学ぶこと自体は書籍で可能です。JAAMPの公式FAQも「独学でも可能」と書いています。ただし資格として認定されるには各協会の試験を受ける必要があり、JIAは「テキストの販売は行っておりません」「資料はご用意がございません」としているので、出題範囲に沿った教材は認定講座(SARA・諒設計)で入手するのが現実的です。独学との比較記事も参考にしてください。

Q6. 履歴書に書けますか?

A. 書けます。JAAMPは「履歴書などにもご記載いただけます」、SARAも「名刺や履歴書に記載できる」と公式に書いています。ただし民間資格なので、採用に直結するというより「感情コントロールや対人スキルへの関心」を示す材料と考えるのが妥当です。活かし方は活用記事で整理しています。

あなたはどれを選ぶか:目的別の判断表

ここまでの内容を、目的から逆引きできる形にまとめます。費用は資格認定までにかかる合計(税込・通常価格)です。

目的 向く選択肢 費用の目安 次の一歩
協会の名前で入門講座を開きたい・研修講師の看板が欲しい 日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター 187,000円(受講料143,000+認定料33,000+入会金11,000。翌年度から年会費13,200円) 協会の講座日程を確認(https://www.angermanagement.co.jp/seminar)
まず基礎だけ、資格はいらない 協会のアンガーマネジメント入門講座(60分) 2,200円 同上の日程ページから近い日程を選ぶ
一番安く、協会認定の資格を1つ ユーキャン アンガーマネジメント ベーシック資格 39,000円(+希望者のみ認定証代) ユーキャン公式で資料請求(https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1487/)
映像講義で学びたい、1資格でよい キャリカレ アンガーコントロールスペシャリスト(JADP) 64,400〜84,400円(講座58,800〜78,800+受験料5,600) キャリカレ公式で費用ページを確認(https://www.c-c-j.com/course/status/anger/price.html)
2資格をまとめて取りたい、試験は自分で受ける SARA 基本コース 79,800円(受講料59,800+受験料10,000×2) すぐ下の公式バナーから講座ページを開き、無料の資料請求で教材の中身を確認
2資格を確実に、試験なしで取りたい SARA プラチナコース(通常/オンライン) 79,800円(受験料込み。認定証は任意・各5,500円) 同上。最短1ヶ月で終えたいならオンライン、紙で学びたいなら通常講座を選ぶ

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SARAスクール アンガーカウンセラー講座 公式サイト

まとめ:アンガーマネジメント資格は「団体」と「目的」で決まる

  • アンガーマネジメント系の資格はすべて民間資格。国家資格はなく、医療行為はできない
  • 「教える側」になりたいなら日本アンガーマネジメント協会のファシリテーター(総額187,000円)。それ以外の目的で18万円を払う理由は薄い
  • 「自分・家庭・職場のために学び、資格の形にしたい」なら通信3社。最安はユーキャン(39,000円・1資格)、映像講義ならキャリカレ(1資格)、2資格ならSARA(79,800円)
  • SARAは基本コースでもプラチナコースでも、一発合格なら総額は同じ79,800円。差は不合格時の再受験料と手間だけ
  • SARAの2資格(JAAMP/JIA)と協会のファシリテーターは別団体・別資格。名前が似ていても互換性はない

数字はすべて2026年9月26日時点の各公式サイトの表記です。申込前には必ず公式で最新額を確認してください。

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