ITパスポートの難易度は偏差値45【2026年】合格率と他資格比較

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ITパスポートの難易度は、国家資格の中で 「やや易しい〜中位の入口」 に位置します。資格偏差値の相場では45〜46程度(各社の目安)。合格率48.6%(令和7年度・IPA公式)で約半数が合格しますが、無対策で受かるほど甘くはなく、テクノロジ系の300点足切りで沈む受験者が一定数いるのが実態です。

年間の合格者は約13万人(令和7年度は132,012人)と、正しく対策すれば十分に手が届く試験です。一方で不合格になれば、再受験のたびに受験料7,500円を払い直すことになります。

この記事では合格率の過去13年推移と、14資格の偏差値ランキング、FP3級・基本情報技術者・宅建・危険物乙4といった他国家資格との比較で、ITパスポートの難易度を立体的に位置づけました(2026年7月時点)。SMART合格講座(15,400円)で対策する場合の必要時間も併記しています。

この記事の信頼性

  • 調査期間:2026年7月(IPA統計・シラバスVer.6.5を再確認)
  • 講座データ:SMART合格講座「ITパスポート」公式ページ
  • 試験データ:IPA「令和7年度iパスの年間応募者数等について」
  • 他資格データ:各実施機関の公式公表値
  • 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部


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試験概要(受験料7,500円・CBT随時・100問120分)

難易度の話に入る前に、試験の基本スペックを1枚の表にまとめます。

項目 内容
受験料 7,500円(税込)
試験方式 CBT方式(全国の試験会場で随時開催・受験日を自分で選べる)
出題形式 四肢択一・100問・120分
合格基準 総合評価600点/1,000点、かつ3分野(ストラテジ・マネジメント・テクノロジ)それぞれで300点以上
採点の仕組み 100問のうち8問は採点対象外(総合評価は92問で実施・IPA公表の仕様)
受験資格 なし(年齢・学歴不問)

※出典:IPA「ITパスポート試験」公式サイト

「100問すべてが採点されるわけではない」点は意外に知られていません。この採点対象外8問の意味は、後述の「令和7年以降、難化したのか?」の章で詳しく触れます。

ITパスポート合格率の推移(過去13年)

難易度の客観指標として、合格率の長期推移を確認します。

ITパスポート試験 合格率推移グラフ(平成25〜令和7年度・過去13年)

年度 受験者数 合格率
平成25年度(2013) 67,326 47.6%
平成26年度(2014) 47.9%
平成27年度(2015) 47.4%
平成28年度(2016) 48.3%
平成29年度(2017) 50.4%
平成30年度(2018) 51.7%
令和元年度(2019) 54.3%
令和2年度(2020) 58.8%※
令和3年度(2021) 211,145 52.7%
令和4年度(2022) 231,526 51.6%
令和5年度(2023) 265,040 50.3%
令和6年度(2024) 273,905 49.1%
令和7年度(2025) 271,352 48.6%

※令和2年度はコロナ禍による試験中止期間があり、数値が突出しています。出典:IPA「ITパスポート試験 統計情報」

年度別の詳細はITパスポートの合格率の記事で解説しています。

13年で見ると、合格率は47〜48%台から始まり、令和2年度の58.8%をピークに毎年低下して、令和7年度は48.6%とほぼ元の水準に戻りました。一方で受験者数は67,326人(平成25年度)から271,352人(令和7年度)へ約4倍に拡大。合格率の低下は試験自体の難化というより、企業の社員受験義務化などで準備不足層の流入が増えた結果と読むのが妥当です。

裏返せば、ちゃんと対策した受験者にとっての難易度は以前とほぼ変わらない、と判断できます。

他の国家資格との難易度比較

ITパスポートが体感としてどのくらいかを掴むため、近い試験と並べます。合格率は近年の概算で、各実施機関の公表値ベースです。

資格 直近合格率 必要勉強時間の目安 体感難易度
FP3級 70〜80%前後 80〜150時間 ★☆☆☆☆
ITパスポート 48.6%(令和7年度) 50〜100時間 ★★☆☆☆
危険物乙4 31.9%(令和7年度) 40〜60時間 ★★★☆☆
基本情報技術者 25%前後 200〜300時間 ★★★★☆
宅地建物取引士 15〜17%程度 300〜500時間 ★★★★★

FP3級ほど取りやすくはなく、基本情報技術者ほど難しくもない、ちょうど中間です。「IT系の入門国家資格」というポジションが妥当な位置づけ。

ITパスポートの偏差値は45前後|資格偏差値ランキング

資格予備校や資格情報サイトが公表する「資格偏差値」の相場では、ITパスポートは45〜46程度に置かれるケースが多く見られます。主要資格を偏差値の目安順に並べると、次のようになります。

資格 偏差値の目安 合格率 勉強時間の目安
FP3級 37
MOS 37〜40
ITパスポート 45〜46 48.6%(令和7年度) 100〜150時間
簿記3級 45〜47
危険物乙4 45〜48 31.9%(令和7年度) 40〜60時間
個人情報保護士 46 41.5%
FP2級 48 150〜300時間
情報セキュリティマネジメント 48前後 70%前後
基本情報技術者 49〜50 40%台 200時間前後
簿記2級 53〜58 約20% 200〜350時間
宅地建物取引士 55〜57 18.7% 300時間前後
応用情報技術者 55〜65 20%台 500時間前後
行政書士 61〜65 14.5% 500〜1,000時間
社会保険労務士 65 5.5% 約1,000時間

注意:資格の偏差値は、資格予備校・資格情報サイト等がそれぞれ独自に算出している目安であり、公的な指標ではありません。媒体によって数ポイント変動します。合格率・勉強時間もあわせて相対的な位置づけの参考にしてください。

このランキングで見ると、ITパスポートはMOS・FP3級より一段上、簿記3級・危険物乙4とほぼ横並びで、基本情報技術者(49〜50)の入口手前という位置です。偏差値だけで判断せず、「合格率48.6%」「四肢択一100問・120分」という具体スペックとあわせて、自分の準備期間を組むのが現実的です。

難易度が「中間」になる2つの構造的理由

ITパスポートが「易しすぎず難しすぎず」になる構造を整理します。

理由1:四肢択一100問の絶対評価

四肢択一なので、ある程度の運の要素もあります。総合600点/1000点が合格ラインで、目安として65問前後の正答で届く構造。難関国家資格のような記述式・論述式に比べると、対策ハードルは低い。

理由2:分野別の300点足切り

総合点だけ取ればいいわけではなく、3分野それぞれで300点以上が必須です。「得意分野で稼いで苦手分野はそこそこ」が通用しないため、ここで沈む受験者が一定数います。

受験者属性別の合格率(社会人vs学生・直近3年)

IPAの勤務先別統計から、社会人と学生の合格率を直近3年分並べます。

年度 社会人の合格率 学生の合格率
令和5年度(2023) 53.0% 40.2%
令和6年度(2024) 51.6% 40.1%
令和7年度(2025) 50.9% 41.0%

※出典:IPA「ITパスポート試験 統計情報」(勤務先別)

3年連続で約10ポイントの差が付いています。学生層の合格率が低いのは、ビジネス用語の経験値が薄く、ストラテジ系・マネジメント系で時間を取られるのが主因です。逆に言えば、社会人は業務経験がそのまま得点源になるため、体感難易度は数字より低くなります。

令和7年以降、難化したのか?

「最近のiパスは難しくなった」「見たことない問題が出た」という声の実態を、公式データと試験の仕組みから整理します。

受験者が13年で約4倍に増えた

平成25年度の受験者67,326人に対し、令和7年度は271,352人と約4倍。企業のDX研修や学校での団体受験が広がり、準備の浅い層も大量に流入しました。合格率が令和2年度の58.8%から48.6%まで下がって見えるのは、試験の難化より、この母集団の変化によるところが大きいと読めます。

シラバスはVer.6.4→6.5と改定が続いている

出題範囲を定めるシラバスは、法改正に合わせて更新が続いています。

  • Ver.6.4(2025年4月17日公開):「プロバイダ責任制限法」を「情報流通プラットフォーム対処法」に差し替え
  • Ver.6.5(2026年1月8日掲載・最新):「下請法」を「中小受託取引適正化法」に差し替え

範囲の難度が上がったというより、用語が入れ替わり続ける試験です。古い教材で対策すると、この差し替え分野で得点ロスが発生します。

「見たことない問題」の正体は採点対象外の8問

前述の通り、ITパスポートは100問のうち8問が採点対象外で、総合評価は92問で行われます(IPA公表の仕様)。新しいシラバスの語句などを先行して出題する枠がここに含まれるため、本番で「教材に載っていない問題」に見えるものの多くはこれです。解けなくても合否に影響しない問題に動揺して、時間を浪費しないことが重要です。

結論:合格基準は変わっておらず、体感的な難化は限定的

合格基準(総合600点・分野別300点)は一度も変わっていません。最新シラバス対応の教材を使い、過去問演習を積んだ受験者にとっての難易度は、以前と大きく変わらないと判断できます。

「落ちる人」の典型パターン

合格率48.6%=約半数が落ちる試験で、どのパターンで沈むかを整理します。

パターン1:テクノロジ系の300点足切り(最多)

文系出身者で、ネットワーク・セキュリティの概念理解が不足。総合点は600点超えているが、テクノロジ系だけ280点で不合格、というケース。

パターン2:過去問演習不足

テキストを精読しただけで本番に臨んで、時間配分を間違えて未回答問題が発生。100問を120分で解く感覚は、本番形式の演習でしか身につかない。

パターン3:シラバス改定への対応不足

古い参考書で対策して、改定分野の出題で得点ロス。最新シラバス(Ver.6.5)対応の教材を使えば防げるパターンです。

パターン4:直前期の詰め込み失敗

CBT方式で受験日を自分で決められるため、準備不足のまま見切り発車するケース。3年視聴のあるSMARTのような講座なら、リトライが効きます。

実際に落ちた人の原因分析と立て直しの手順は、ITパスポートに落ちた人の原因と対策の記事で詳しく解説しています。

難易度に対するSMART合格講座の対策プラン

合格率48.6%の試験を15,400円・約11時間講義で対策できるかを整理します。

受験者タイプ 推奨対策時間 SMART講座の活用
IT経験者 30〜50時間 講義1.5倍速で1周+答練
デジタル業務経験者 60〜80時間 講義1〜2周+IPA過去問
IT未経験者 100〜150時間 講義2周+市販書1冊併用
学生・高校生 100〜150時間 講義2周+市販書+過去問アプリ

SMART講義約11時間+答練約3.5時間+IPA公式過去問(無料)の組み合わせで、上記の時間配分は実現可能です。タイプ別の週次スケジュールへの落とし込み方は、ITパスポートの勉強時間の記事を参照してください。

担当の 筧聡 講師 (一般財団法人全日本情報学習振興協会 特任講師)が、テクノロジ系の概念解説に強みを持つ実務家。文系出身者が陥りがちなテクノロジ系の足切りを回避する用途で、動画解説は時短に貢献します。



\ 筧聡 講師のテクノロジ系解説 /

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難易度が見合わないと感じる場合の選択肢

ITパスポートの難易度が「物足りない/高すぎる」と感じる場合の代替を書きます。

物足りない場合 → 基本情報技術者

ITパスポートの上位資格。合格率25%前後、勉強時間200〜300時間。エンジニア志望者は最終的にこちらを目指すケースが多い。

高すぎる場合 → ITパスポート未満の入門

民間資格レベルなら「.com Master」「MOS」など、勉強時間20〜40時間程度で取れる選択肢もあります。

横並び → 危険物乙4・FP3級

国家資格で横並びの難易度を求めるなら、危険物乙4(合格率31.9%・40〜60時間)やFP3級(70〜80%・80〜150時間)が候補です。

よくある質問

Q. 中学生・高校生でも合格できる?

可能です。実際にIPAデータでは未成年の受験者も一定数おり、合格事例もあります。ただし社会人より勉強時間は多めに見積もる必要があります。

Q. 何回も落ちた場合の対策は?

落ちる原因を分野別に分析することが先決です。テクノロジ系で沈むなら動画講座、ストラテジ系なら経営用語の暗記、過去問演習が足りないなら本番形式の通し演習を増やす、と打ち手を変えます。

Q. 独学とSMARTで難易度の体感は変わる?

教材の使いやすさで「学習の進めやすさ」は変わりますが、試験自体の難易度は同じです。SMARTの動画解説は、テクノロジ系の理解時間を短縮するのに役立つ傾向があります。実際の受講者の評価はSMART合格講座 ITパスポートの口コミ記事にまとめています。

まとめ

ポイント 内容
合格率(令和7年度) 48.6%
過去13年レンジ 47.4〜58.8%(令和2年度が突出、近年は48〜50%)
偏差値の目安 45〜46(各社の目安・公的指標ではない)
国家資格内の位置 入口〜中位(基本情報の前段階)
必要勉強時間 50〜100時間
落ちる最多パターン テクノロジ系の300点足切り
SMART合格講座の活用 15,400円・約11時間講義+答練+IPA過去問

ITパスポートの難易度は、国家資格としては入口寄りです。ただし「無対策で受かる試験」ではなく、テクノロジ系の概念理解と過去問演習を着実に積めば、合格圏に届く。15,400円のSMART合格講座と、IPA公式過去問の組み合わせは、難易度に対する投資としては合理的なラインです。



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出典

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