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結論から:
- 危険物乙4の 令和6年度合格率は31.7%(受験者223,846人・合格者71,023人/消防試験研究センター公式)
- 過去5年は 31〜38% で推移、近年3年は 31〜32%台で安定 、 乙種の中で最も低い
- 合格率を押し下げているのは 「全3科目とも60%以上」の足切り 、特に 物理化学10問中6問正解 が壁
- SMART合格講座(7,700円・3年視聴)は東工大の 宮川隆 特任准教授(理学博士) が物理化学を担当、化学が苦手な層の足切り回避に直結
この記事では、消防試験研究センター公式の過去5年データを根拠に、なぜ乙4だけ合格率が30%台に沈むのか、何を優先して対策すれば31.7%の壁を越えられるかを整理します。
この記事の信頼性
- 調査期間:2026年5月(令和6年度集計を反映)
- 試験データ:一般財団法人 消防試験研究センター公式(result/r02〜result/6)
- 講座データ:SMART合格講座 危険物取扱者(乙種4類) 講座公式ページ
- 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部
令和6年度の合格率は31.7%、公式数値で確認
一般財団法人 消防試験研究センターが公開している「試験実施状況(令和6年4月〜令和7年3月)」によれば、乙種4類の年度トータルは以下の通りです。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 受験者数 | 223,846 人 |
| 合格者数 | 71,023 人 |
| 合格率 | 31.7 % |
乙種4類は危険物取扱者試験のなかで 受験者数が群を抜いて多く、年度受験者全体の約7割を占めます。にもかかわらず合格率は乙種全6類で 最低。次節の推移を見るとこの傾向は単年の偶然ではないことが分かります。
過去5年の公式推移(令和2〜6年度)
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和2年度(2020) | 200,876 | 77,466 | 38.6 % |
| 令和3年度(2021) | 234,481 | 84,564 | 36.1 % |
| 令和4年度(2022) | 223,009 | 70,211 | 31.5 % |
| 令和5年度(2023) | 223,797 | 71,670 | 32.0 % |
| 令和6年度(2024) | 223,846 | 71,023 | 31.7 % |
※出典:消防試験研究センター「試験実施状況」各年度ページ
注目すべきは令和3→令和4で 約4.6ポイント低下 したまま、近年3年は 31〜32%台で固定 されている点です。コロナ禍で受験者数は跳ね上がりましたが、合格率はむしろ低下。試験自体が極端に難化したというより、 受験者層の準備不足 が顕在化したと読むのが妥当です。
他類との比較、乙4だけが30%台に沈む構造
同じ令和6年度の全区分データを並べると、乙4の異常さが際立ちます。
| 区分 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 甲種 | 21,257 | 7,484 | 35.2 % |
| 乙種1類 | 8,247 | 5,492 | 66.6 % |
| 乙種2類 | 9,411 | 6,310 | 67.0 % |
| 乙種3類 | 10,896 | 7,221 | 66.3 % |
| 乙種4類 | 223,846 | 71,023 | 31.7 % |
| 乙種5類 | 11,211 | 7,153 | 63.8 % |
| 乙種6類 | 10,746 | 7,220 | 67.2 % |
| 丙種 | 20,687 | 10,199 | 49.3 % |
編集部の見立て:乙種1〜3類・5〜6類の受験者は、 すでに乙4を取得した実務者 が大半です。基礎の物理化学を理解した上で他類に進むため合格率は60%台後半に達します。一方、乙4は 受験資格なしで誰でも受験可 のため、就職・転職目的・会社命令の未学習層が大量に流入し、合格率を押し下げています。
逆に言えば、 きちんと準備した個人 にとっての体感難度は、他類と大きく変わりません。「合格率31.7%」という数字に怯える必要はなく、 どこで足切りを食らうのかを正確に知り、そこを潰す ことが合格への最短経路です。
試験の構造、5択35問・全科目60%以上
乙種試験の基本情報を確認します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 2時間(120分) |
| 試験方式 | マークカード方式・五肢択一式 |
| 試験科目/問題数 | 法令15問・物理化学10問・性質消火10問(計35問) |
| 合格基準 | 各科目で60%以上 |
| 受験料 | 5,300円 |
| 受験資格 | なし(年齢・学歴不問) |
※出典:消防試験研究センター「受験案内」「試験の方法」
ここで多くの受験者が誤解しているのが「四択」だと思い込んでいる点です。 正しくは五択 で、消去法が効きにくく、用語の正確な理解が問われます。SMART合格講座の答練(一問一答 約2時間)が 本試験と同じ五肢択一形式 で組まれているのはここに対応するためです。
科目別の合格ライン
| 科目 | 出題数 | 必要正解数 | 許される失点 |
|---|---|---|---|
| 危険物に関する法令 | 15 | 9問以上 | 6問まで |
| 基礎的な物理学及び基礎的な化学 | 10 | 6問以上 | 4問まで |
| 危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法 | 10 | 6問以上 | 4問まで |
トータル得点が高くても、 1科目でも60%を割れば即不合格。これが「合格率31.7%」を生む最大要因です。
31.7%の本当の正体、不合格を量産する3つのパターン
3年連続で31〜32%に張り付く合格率の内訳を、口コミサイト・受験記録の傾向から整理すると、不合格の典型パターンは3つに集約されます。
パターン①:物理化学で足切り(最多)
物理化学は 10問中6問正解 が必要。許される失点は4問だけです。法令と性質は暗記でカバーできますが、物理化学は 「なぜそうなるのか」を理解 しないと、選択肢の言い換えに引っかかります。
特につまずきやすいのは下記の領域です。
- 燃焼の三要素・燃焼範囲(爆発範囲)
- 引火点・発火点・燃焼点の違い
- 静電気の発生条件と防止策
- 酸化・還元・中和反応の基本
化学が高校以来という社会人にとって、市販テキストの活字だけで6問取るのは難所です。SMART合格講座で物理化学を担当するのは 宮川隆 特任准教授(東京工業大学・理学博士)。理系研究者の視点で「なぜ」から解説する設計のため、 足切り回避に直接効く 章構成になっています。
パターン②:法令を「暗記すれば取れる」と甘く見る
法令は配点が最大(15問)ですが、 指定数量・保安距離・保有空地・届出/許可 など覚える数値・要件が大量にあり、付け焼き刃の暗記は本試験で崩れます。9問取ればよいので一見余裕ですが、 6問落とせる科目を「12問取って貯金を作る科目」に位置づけ直す のが合格者の典型戦略です。
パターン③:「1週間で受かる」の鵜呑み
ネット上には「乙4は1週間」「3日で合格」といった成功談が氾濫しています。これは 化学知識がもともとある層の例外。一般的な合格者は 30〜50時間(1日1時間で1〜2ヶ月) を投じている口コミが大半です。準備不足のまま受験票を取って受験料5,300円を失うパターンが、合格率を押し下げる第3の要因です。
31.7%を突破するための優先順位
公式データから逆算すると、対策の重み付けは以下の順序が合理的です。
| 優先順位 | 取り組み | 狙い |
|---|---|---|
| 1 | 物理化学を「理解」から始める | 足切り回避の最重要。動画講義>テキスト |
| 2 | 法令で12問以上の貯金を作る | 物理化学の失点をカバーする保険 |
| 3 | 性質・消火の品名別引火点を整理 | 表で覚えれば確実な得点源 |
| 4 | 五肢択一の答練を最低2周 | 本試験形式に脳を慣らす |
SMART合格講座は 講義約7時間+答練約2時間 を 7,700円(税込)/3年間視聴 で提供しており、上記4ステップを一つの教材で完結できます。市販テキスト+過去問の独学(1,500〜3,000円)に対して、 物理化学の理解度 で差がつく構成です。
よくある質問
Q. 合格率31.7%は他資格と比べてどの位置?
危険物乙4は「国家資格全体の中ではやさしい部類」ですが、合格率の単純比較では宅建(17%前後)と簿記3級(40〜50%)の中間に位置します。重要なのは数字より構造、 足切り型 のため、まんべんなく対策する戦略が必須です。
Q. 何度落ちても受験できる?
東京は 毎月 試験実施。地方も年に数回〜十数回開催されており、再受験のハードルは低い試験です。受験料5,300円が毎回かかるため、 一発合格を狙うほうがトータルコストは安く なります。
Q. SMART合格講座だけで合格できる?
講義7時間+答練2時間で必要範囲はカバー可能です。ただし五肢択一は 演習量がものを言う ため、本気で初回合格を狙うなら市販の過去問集(1,500円前後)を1冊追加して アウトプット時間を2倍 にすると、足切りリスクをほぼ消せます。
Q. 受験資格や年齢制限は?
なし。中学生でも社会人でも受験可能です。乙4取得後に他類(1〜3類・5〜6類)に進むと、 2科目(法令・物理化学)が免除 され、約60%台の合格率に乗りやすくなります。乙4はそのスタート地点でもあります。
まとめ、「31.7%」の正体を知れば対策は単純
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 直近合格率 | 31.7%(令和6年度/公式) |
| 過去5年レンジ | 31.5〜38.6% |
| 落ちる最多パターン | 物理化学10問中5問以下(足切り) |
| 突破の最短経路 | 物理化学の理解+法令で貯金+五肢択一の演習 |
| SMART合格講座 | 7,700円・3年視聴・宮川隆講師(東工大) |
合格率31.7%という数字は「難試験」ではなく「 準備しないと落ちる試験 」を意味します。物理化学の足切りラインさえ越えれば、丁寧な対策で初回合格は十分射程内。 理系の学術背景を持つ宮川隆講師の物理化学講義 にアクセスできる7,700円という価格は、独学テキストとの差額に対して合理性のある投資といえます。
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出典
- 消防試験研究センター「試験実施状況」令和2〜6年度(https://www.shoubo-shiken.or.jp/result/)
- 消防試験研究センター「受験案内」「試験の方法」「試験科目及び問題数」(https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/)
- SMART合格講座「危険物取扱者(乙種4類)」(https://www.joho-gakushu.or.jp/kikenbutu-otu4/)

