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「SMART合格講座だけで宅建に合格できるか」は、申込前に必ず気になるポイントです。結論を先に書くと、理屈の上では可能だが、市販の過去問集を1冊併用するほうが現実的 です。
本記事では、SMARTの教材構成と宅建試験の出題傾向を照らし合わせ、どの程度の補強が必要なのかを正直に整理します。
この記事の信頼性
- 調査時点:2026年5月
- SMART公式サイトの仕様と宅建試験の出題範囲を確認
- 運営:(一財)全日本情報学習振興協会
- 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部
SMARTに含まれる教材
まず、SMART合格講座 宅建コースに何が含まれているのかを整理します。
| 教材 | 内容 |
|---|---|
| ビデオ講義 | 約32時間(5〜15分の短編) |
| 答練 | 約4時間 |
| 模試 | 2回 |
| 音声ダウンロード | 動画と同内容を音声で配信 |
| 進捗管理 | 視聴済み/未視聴の管理 |
含まれていないもの:
- 紙のテキスト(フォーサイトのようなフルカラー冊子)
- 市販の年度別過去問集
- 講師への直接質問サポート(前面に出ていない)
宅建合格に必要な学習要素
宅建合格に必要な学習要素を分解すると、以下の4つです。
- 出題範囲のインプット(テキスト・講義)
- 問題形式への慣れ(演習)
- 過去問による頻出論点の把握
- 本番形式での時間配分練習(模試)
このうち、SMARTが標準でカバーしているのは1・2・4。3の過去問演習がやや薄いというのが正直な評価です。
SMARTだけで合格できる人の条件
教材構成だけで宅建に届くケースもあります。次の条件にあてはまる人なら、SMART単独でも合格圏に入る可能性が高くなります。
- 法学部出身、または法律系の予備知識がある
- 過去に宅建を受験した経験がある
- 不動産業界での実務経験がある
- 1日2時間以上、計300時間以上の学習時間を確保できる
逆に、完全初学者で学習時間が200時間程度しか取れない場合は、市販の過去問集を1冊併用したほうが安全です。
推奨される併用教材
SMARTを軸にしつつ、以下を追加するのが現実的な構成です。
市販の年度別過去問集(必須レベル)
- 価格:2,000〜3,000円
- 例:パーフェクト宅建士、らくらく宅建塾過去問、みんなが欲しかった宅建士の問題集
- 役割:SMARTの答練4時間では不足する演習量を補う
宅建は過去問の焼き直しが多い試験です。10年分の過去問を3周すれば、本試験で初見の問題はほぼなくなります。
市販の宅建テキスト(任意)
- 価格:3,000〜4,000円
- 例:らくらく宅建塾、みんなが欲しかった宅建士の教科書
- 役割:紙で読みたい論点の補助、辞書代わり
スマホ完結に慣れている人は不要ですが、「分厚いテキストを持っていないと不安」という人には精神安定剤として効きます。
直前期の予想模試(任意)
- 価格:1冊1,500円程度
- 役割:SMARTの模試2回で物足りない人向け
ここまで揃えても、SMART本体25,300円+市販教材3,000〜5,000円程度で総額3万円以下。フォーサイトのバリューセット1(59,800円)の半額です。
SMARTだけで合格を狙う場合の使い方
それでもSMART単独で挑戦したい場合は、以下のような使い方が現実的です。
- ビデオ講義を2周(1周目は等速、2周目は倍速)
- 答練を3周(間違えた問題に印をつけて繰り返す)
- 模試2回を本番と同じ時間帯で実施
- 苦手分野はビデオを部分的に視聴し直す
注意点として、SMARTの答練だけでは出題パターンの網羅性は低くなります。「答練で出た問題は完璧に解ける」状態にしても、本試験で出るパターンの半分しかカバーできていない可能性があります。
まとめ
SMART合格講座だけで宅建に合格することは、条件次第で可能です。ただし、初学者で安定的に合格圏に入りたいなら、市販の過去問集を1冊だけ追加する構成が現実的です。
追加コストは3,000円程度。これで合格率が安定するなら、コスパは十分に取れています。
出典
- SMART合格講座 宅地建物取引士コース 公式サイト(https://www.joho-gakushu.or.jp/takken)
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 公式サイト

