※本記事はアフィリエイト広告を利用しています
国家資格キャリアコンサルタントを目指すとき、ほとんどの人にとって 養成講習の受講が唯一の受験ルート です(実務経験3年以上がある人を除く)。
そして養成講習は、どれを選んでも得られる受験資格は同じです。修了すれば同じ試験を受けられます。
にもかかわらず、受講料は198,000円から437,800円まで、2.2倍の開きがあります。同じ資格を取るために、20万円台で済む人と40万円台を払う人がいる。この差が何なのかを知らずに選ぶのは、かなりもったいない。
この記事では、厚生労働省が公表している養成講習一覧(22講座) をそのまま使って比較します。各スクールの宣伝ではなく、認定元が出している数字が出発点です。
全23講座を費用と合格率で比較したページにまとめています。
この記事の結論(先に3つだけ)
- 受講料の中央値は326,150円、平均は321,645円。最安198,000円、最高437,800円(リカレント)です
- 安さの正体は「通学時間の短さ」ではありません。通学1時間あたりで割り直すと順位が大きく入れ替わります
- 受講料に入学金・教材費が含まれるかは講座ごとに違います。公式で確認できた範囲では、入学金・教材費が一切不要な講座と、合計6万円以上かかる講座がありました
この記事の調べ方
- 調査日:2026年8月29日
- 調査対象①:厚生労働省「令和8年4月〜 キャリアコンサルタント養成講習一覧」(2026年5月作成・22講座)
- 調査対象②:入学金・教材費は各スクールの公式サイトで確認。確認できた4校ぶんだけを掲載しています
- 1時間あたりの単価・平均・中央値は、編集部が厚労省の数字から計算した値です
- 厚労省の注記により、受講料は「基本料金」=会員価格・サービス価格ではない料金です
- 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部
全22講座の一覧(受講料の高い順)
厚生労働省が公表している一覧です。受講料・通学時間・通信時間は、この資料に記載された数字をそのまま転記しています。
| 受講料 | 通学 | 通信 | 講習名 | 実施機関 |
|---|---|---|---|---|
| 437,800円 | 150h | 0h | リカレント キャリアコンサルタント養成講座 | (株)リカレント |
| 396,000円 | 96h | 54h | GCDF-Japanキャリアカウンセラートレーニングプログラム | (特非)キャリアカウンセリング協会 |
| 396,000円 | 96h | 90h | キャリアコンサルタント養成講座(総合) | (株)日本マンパワー |
| 385,000円 | 76h | 74h | 100年キャリア講座キャリアコンサルタント養成講習 | (株)パソナ |
| 360,800円 | 75h | 75h | リカレント キャリアコンサルタント養成ライブ通信講座 | (株)リカレント |
| 357,500円 | 91h | 72h | 関西生産性本部キャリアコンサルタント養成講座 | (公財)関西生産性本部 |
| 352,000円 | 110h | 40h | CMCAキャリアコンサルタント養成講習 | (特非)日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会 |
| 346,500円 | 88h | 62h | 関西カウンセリングセンターキャリアコンサルタント養成講習 | (公財)関西カウンセリングセンター |
| 330,000円 | 84h | 69h | 日本産業カウンセラー協会キャリアコンサルタント養成講習 | (一社)日本産業カウンセラー協会 |
| 330,000円 | 80h | 70h | LEC東京リーガルマインドキャリアコンサルタント養成講座 | (株)東京リーガルマインド |
| 330,000円 | 91.5h | 58.5h | トータルリレイションキャリアコンサルタント養成講習 | (株)キャリアドライブ |
| 322,300円 | 80h | 78.5h | キャリアコンサルタント養成講座 | ヒューマンアカデミー(株) |
| 308,000円 | 88h | 65h | NCCPキャリアコンサルタント養成講習 | (特非)日本カウンセリングカレッジ |
| 308,000円 | 90h | 68h | キャリアコンサルタント養成講習 | (株)グローバルテクノ |
| 297,000円 | 102h | 68h | ICDSキャリアコンサルタント養成講座 | (有)キャリアサポーター |
| 297,000円 | 105h | 67h | キャリアコンサルタント養成講座 | (株)テクノファ |
| 297,000円 | 80h | 70h | キャリアコンサルタント養成講習 | (一社)地域連携プラットフォーム |
| 294,000円 | 88h | 72h | キャリアコンサルタント(通学・通信)養成講習 | (学)大原学園 |
| 285,300円 | 96h | 68h | キャリアコンサルタント養成講習 | (株)東海道シグマ |
| 250,000円 | 154.5h | 25h | キャリアコンサルタント養成講座 | (株)東京アカデミー |
| 198,000円 | 90h | 71h | 労働調査会キャリアコンサルタント養成講習 | (株)労働調査会 |
| 198,000円 | 109h | 53h | キャリアコンサルタント養成講習(オンライン) | (株)リバース |
※厚生労働省「令和8年4月〜 キャリアコンサルタント養成講習一覧」(2026年5月作成)より
集計すると、こうなります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 講座数 | 22 |
| 最高 | 437,800円 |
| 最安 | 198,000円 |
| 平均 | 321,645円 |
| 中央値 | 326,150円 |
※平均・中央値は編集部が計算
最高と最安の差は239,800円。 教育訓練給付金の80%が適用されたとしても、自己負担ベースで約4.8万円の差が残ります。無視できる金額ではありません。
補足:厚労省の「講習検索サイト」では23件と表示されます
上の表は厚労省が公表している 一覧PDF(2026年5月作成) をもとにしています。一方、同じ厚労省の
キャリアコンサルタント講習検索サイト(careerkousyu.mhlw.go.jp)で「講習区分=養成」を検索すると
23件 と表示されます(2026年8月30日確認)。
食い違いの理由は1つだけです。(株)リバースが「オンライン」と「対面」の2講習として登録されているためで、
PDFには「キャリアコンサルタント養成講習(オンライン)」の1件しか載っていません。
| 件数 | 受講料の平均 | 中央値 | |
|---|---|---|---|
| 一覧PDF(2026年5月作成) | 22 | 321,645円 | 326,150円 |
| 講習検索サイト(2026年8月30日) | 23 | 316,270円 | 322,300円 |
※平均・中央値は編集部が計算。リバース対面の受講料は198,000円で、オンラインと同額
本記事は 通学時間と通信時間の内訳が載っている一覧PDFを分析の土台にしています(検索サイトの一覧表示では
内訳が確認しづらいため)。受講料はPDFと検索サイトで全23講座すべて一致していることを確認済みです。
この一覧でいちばん重要な列は「通信時間」です
受講料の欄ばかり見てしまいますが、講座の中身の差がいちばん出ているのは通学/通信の配分です。
厚労省の注記によれば、区分の意味はこうです。
「通信」とは、インターネット等から配信される動画などを視聴し、ダウンロードしたテキスト等を使用して、一定の期間内に自分のペースで受講が可能な講習形態です。
「通学」はリアルタイム授業とのことで「オンライン」も含みます。
つまり、
- 通学時間 = 決まった時間に講師と受講生が揃って行う授業(教室でもZoom等でも「通学」扱い)
- 通信時間 = 自分のペースで動画を見る自習
この観点で並べ替えると、講座の性格がはっきり分かれます。
| 講習 | 通学 | 通信 | 通学の比率 |
|---|---|---|---|
| リカレント 養成講座 | 150h | 0h | 100% |
| 東京アカデミー | 154.5h | 25h | 86% |
| CMCA | 110h | 40h | 73% |
| リバース(オンライン) | 109h | 53h | 67% |
| テクノファ | 105h | 67h | 61% |
| … | |||
| ヒューマンアカデミー | 80h | 78.5h | 50% |
| リカレント ライブ通信講座 | 75h | 75h | 50% |
| 日本マンパワー(総合) | 96h | 90h | 52% |
※通学の比率は編集部が計算(通学時間÷総時間)
22講座のうち、通信時間が0なのはリカレントの養成講座だけでした。逆に、ヒューマンアカデミー・日本マンパワー・リカレントのライブ通信講座などは、およそ半分が自習パートです。
これは良し悪しの話ではありません。自分のペースで進めたい人には通信が多いほうが向いています。 ただし 合格率の記事 で見たとおり、実技試験は 15分のロールプレイと5分の口頭試問 で、評価区分ごとに40%の足切りがある形式です。ロールプレイは動画を見て身につく種類の技能ではありません。
「動画で足りる部分」と「人前で練習しないと伸びない部分」のどちらが自分に不足しているか。ここが選択の軸になります。
通学1時間あたりで並べ替えると、順位が入れ替わります
受講料を通学時間で割ってみます。「講師と一緒に過ごす1時間をいくらで買っているか」 という見方です。
| 順位 | 講習 | 受講料 | 通学 | 通学1時間あたり |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東京アカデミー | 250,000円 | 154.5h | 1,618円 |
| 2 | リバース(オンライン) | 198,000円 | 109h | 1,817円 |
| 3 | 労働調査会 | 198,000円 | 90h | 2,200円 |
| 4 | テクノファ | 297,000円 | 105h | 2,829円 |
| 5 | キャリアサポーター ICDS | 297,000円 | 102h | 2,912円 |
| 6 | リカレント 養成講座 | 437,800円 | 150h | 2,919円 |
| 7 | 東海道シグマ | 285,300円 | 96h | 2,972円 |
| 8 | CMCA | 352,000円 | 110h | 3,200円 |
| 9 | 大原学園 | 294,000円 | 88h | 3,341円 |
| 10 | グローバルテクノ | 308,000円 | 90h | 3,422円 |
| 11 | 日本カウンセリングカレッジ NCCP | 308,000円 | 88h | 3,500円 |
| 12 | キャリアドライブ | 330,000円 | 91.5h | 3,607円 |
| 13 | 地域連携プラットフォーム | 297,000円 | 80h | 3,712円 |
| 14 | 関西生産性本部 | 357,500円 | 91h | 3,929円 |
| 15 | 日本産業カウンセラー協会 | 330,000円 | 84h | 3,929円 |
| 16 | 関西カウンセリングセンター | 346,500円 | 88h | 3,938円 |
| 17 | ヒューマンアカデミー | 322,300円 | 80h | 4,029円 |
| 18 | GCDF-Japan | 396,000円 | 96h | 4,125円 |
| 19 | 日本マンパワー(総合) | 396,000円 | 96h | 4,125円 |
| 20 | LEC東京リーガルマインド | 330,000円 | 80h | 4,125円 |
| 21 | リカレント ライブ通信講座 | 360,800円 | 75h | 4,811円 |
| 22 | パソナ 100年キャリア講座 | 385,000円 | 76h | 5,066円 |
※編集部が計算(受講料÷通学時間)
総額でいちばん高いリカレント養成講座(437,800円)が、通学1時間あたりでは6位に上がります。 一方、総額では中位のヒューマンアカデミー(322,300円)は17位、LEC(330,000円)は20位に下がる。
そして興味深いのは、リカレント自身のライブ通信講座(4,811円/時間)のほうが、通学講座(2,919円/時間)より1.6倍高いという点です。同じスクールの中でも、安いほうのコースが時間単価では割高になっています。
編集部の見解:この表は「単価が安い講座が良い」という意味ではありません。示しているのは、総額の順位と単価の順位がまったく別物だ ということです。
- 「予算の上限が決まっている」なら → 総額の表(受講料の高い順の一覧)を見る
- 「実技の練習量を確保したい」なら → この単価表と通学時間を見る
判断軸を先に決めないと、この2つの表を行き来するだけで決まりません。
落とし穴:受講料に入学金と教材費が入っていない講座があります
厚労省の一覧にある「受講料(基本料金)」は、入学金・教材費を含むとは限りません。同じ資料に、こう注記されています。
※受講料の基本料金とは、会員価格、サービス価格等ではない料金です。
料金設定は各機関で様々ですので、必ずキャリアコンサルタント講習検索サイト、講習実施機関のホームページでご確認をお願いします。
そこで、各校の公式サイトを実際に確認しました。公式に金額が書かれていたのは、次の4校だけです。
| スクール | 受講料 | 入学金 | 教材費 | 確認できた総額 |
|---|---|---|---|---|
| 地域連携プラットフォーム | 297,000円 | なし | なし | 297,000円 |
| 大原学園 | 294,000円 | 6,000円 | 記載なし | 300,000円+教材費 |
| ヒューマンアカデミー | 322,300円 | 55,000円 | 金額非公開 | 377,300円+教材費 |
| リカレント ライブ通信講座 | 360,800円 | 22,000円 | 15,400円 | 398,200円 |
| リカレント 養成講座 | 437,800円 | 33,000円 | 28,600円 | 499,400円 |
| 日本マンパワー(総合) | 396,000円 | 公式に記載なし | 公式に記載なし | ― |
※各校公式サイトおよび厚労省の講習検索サイト(2026年8月29〜30日確認)。金額はすべて税込。
大原学園の入学金は講習検索サイトの表記(「別途、入学金6,000円」)による
講習検索サイトの「別途」欄は当てになりません
厚労省の講習検索サイトには、講座ごとに「別途、入学金◯円」という欄があります。便利に見えますが、
この欄が埋まっているのは23件中1件(大原学園)だけでした。
ところが ヒューマンアカデミーは自社の公式サイトに「入学金:55,000円(税込)※別途教材費が必要」と明記しています。
つまり 入学金があるのに検索サイトの「別途」欄が空欄 という状態です。
空欄=入学金なし、ではありません。 検索サイトの受講料は信頼できますが、
入学金・教材費は各校の公式サイトで個別に確認する以外にありません。
地域連携プラットフォームは「入学金・教材費は不要。受講料のみお支払いいただきます」と公式に明記しています。一方、リカレントの養成講座は受講料437,800円に加えて61,600円がかかり、総額499,400円になります。
受講料だけで比べると、差を読み違えます。
- 地域連携プラットフォーム 297,000円(総額)
- リカレント養成講座 499,400円(総額)
- 差は202,400円
受講料だけの比較では140,800円差ですが、総額では202,400円差。6万円以上ずれます。
残りの講座の入学金・教材費は、公式サイトで確認できませんでした。
当サイトでは金額を書きません。必ず各校に直接確認してください。
「受講料◯◯円で最安」という比較記事を見かけたら、その金額が総額なのかを確認したほうがいい。
さらに、受講料の外側には共通の費用もあります(料金記事で詳述)。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 受験料(学科8,900円+実技29,900円) | 38,800円 |
| 登録免許税+登録手数料 | 17,000円 |
| どの講座を選んでも共通でかかる額 | 55,800円 |
講座別の「受講生ベースの合格率」は公表されていません
比較記事でいちばん知りたいのは「どの講座がいちばん受かるか」だと思います。先に結論を書くと、その比較はできません。
受講生ベースの合格率を公表している養成講習は、確認した範囲でひとつもありませんでした。 各校が出しているのは合格者数などの実績値で、分母(受講生数)が公表されていません。合格者数は受講生が多ければ増えるので、合格者数が多い=受かりやすい、にはなりません。
公的に確認できるのは、試験機関が公表している 受験資格別の合格率 までです。
| 第32回 実技(JCDA) | 合格率 |
|---|---|
| 養成講習修了者 | 68.2%(608/891) |
| 実務経験者 | 52.4%(55/105) |
※試験結果PDFの人数から編集部が計算
これは「養成講習に通った人」全体の数字で、どの講習に通ったかは区別されていません。だから講座選びの根拠には使えない。
では何を代わりに見るか。
上の数字が示しているのは、講習で実技の型を練習した効果です(学科の差は3〜10ポイントなのに対し、JCDAの実技は15〜28ポイント差)。
講座ごとに比べられる公的データのうち、この効果に直結するのは 通学時間 です。
合格率の代わりに 「講師の前でロールプレイを練習できる時間」 で比べる、というのが現実的な代替になります。
合格率の推移や受験資格別の詳しい数字は 合格率の記事 にまとめました。
補足:講座別の数字が取れる、別のデータがあります。
上で「公表されていない」と書いたのは、各校が自社サイトで出している数字とこの養成講習一覧の話です。これとは別に、教育訓練給付制度の指定講座データには、講座ごとの受験者数・合格者数・「目標資格の取得率」が公表されています(対象は給付金の指定を受けた23講座)。ただしこの取得率は合格者数÷受験者数で、受験しなかった人は分母に入りません。
その数字で全23講座を並べ、受講費用・給付金適用後の実質負担と合わせて比較したのが次の記事です。
→ キャリアコンサルタント養成講習おすすめランキング|全23講座を費用と合格率で比較
給付金の対象かどうかで、最適な選び方が変わります
もう1つ、金額の判断を左右する要素があります。教育訓練給付制度(専門実践)の対象になるかどうかです。
厚労省のQ&Aによれば、給付率は基本50%、資格取得+雇用保険被保険者としての就職で70%、さらに賃金5%以上上昇で80%になります。
この違いが講座選びに与える影響を計算してみます。 最安(198,000円)と最高(リカレント養成講座の総額499,400円)の差で見ます。
| 最安クラス 198,000円 | リカレント 499,400円 | 差 | |
|---|---|---|---|
| 給付なし(対象外) | 198,000円 | 499,400円 | 301,400円 |
| 給付50%(教育訓練経費の半分) | 約99,000円 | 264,000円 | 約165,000円 |
| 給付80% | 約39,600円 | 122,760円 | 約83,160円 |
※最安クラスは受講料198,000円がそのまま教育訓練経費と仮定した概算。リカレントは入会金+受講料470,800円を教育訓練経費として計算
給付金が使えない人にとって、講座間の価格差は30万円です。 給付80%が使える人にとっては約8万円まで縮みます。
順番はこうです。
① ハローワークで支給要件照会(自分が対象か・何%か)
② 対象外なら → 受講料の総額で選ぶ(差が30万円になるため)
③ 対象なら → 通学時間と実技対策の中身で選ぶ(差が8万円まで縮むため)
給付率の条件と手続きの期限は 給付金の記事 にまとめました。受講開始の2週間前までにハローワークでの手続きが必要なので、講座選びと並行して進めてください。
「厚生労働大臣認定講習」と「給付金の指定講座」は別物です
ここは間違えやすいところです。
| 意味 | 効果 | |
|---|---|---|
| 厚生労働大臣認定講習 | 修了すると受験資格が得られる講習 | 22講座すべてが該当 |
| 教育訓練給付の指定講座 | 給付金の支給対象として別途指定された講座 | 講座ごとに指定される。認定講習でも対象外の場合がある |
認定講習だから自動的に給付金が使える、ということではありません。 しかも指定は期間つきで更新されるため、「去年は対象だった」が今も対象とは限りません。
対象かどうかは、厚生労働省の 教育訓練講座検索システム で講座名から検索して確認できます。申し込む前に、その講座・その開講回が指定されているかを必ず確認してください。
なお、リカレントの2講座(養成講座・養成ライブ通信講座)は、公式サイトでいずれも教育訓練給付制度(専門実践)の指定講座と案内されています。
目的別の選び方
一覧と単価表をもとに、判断の軸を整理します。
| こういう人 | 見るべき列 | 候補になりやすい講座の特徴 |
|---|---|---|
| 給付金の対象外/総額を最小にしたい | 受講料の総額 | 198,000円クラス、または入学金・教材費が不要な講座 |
| 実技(ロールプレイ)に不安がある | 通学時間 | 通学100時間以上の講座。最長はリカレント養成講座の150時間 |
| 仕事が不規則で決まった時間に出られない | 通信時間 | 通信70時間以上の講座(自習パートが多い) |
| 地方在住で通える教室がない | 開講形態 | オンライン受講が「通学」扱いになる講座(リバース、リカレント等) |
| 費用対効果を単価で判断したい | 通学1時間あたり | 東京アカデミー、リバース、労働調査会、テクノファ、リカレント養成講座 |
| 就職・転職支援まで期待する | 講座外のサポート | 一覧では比較できない。各校に直接確認が必要 |
最後の行は重要です。厚労省の一覧で比較できるのは、受講料・通学時間・通信時間の3つだけです。就職サポート、模擬試験、質問対応、欠席時の振替制度、合格保証のような要素は、この表には出てきません。
たとえばリカレントの場合、公式サイトに記載があるのは次のようなものです。
- 個別キャリアカウンセリング(入会後3年間無料・1回50分・オンライン可)
- 全国一斉模擬試験+解答解説(無料)
- オンライン1問1答1000問(受講生無料)
- クラス振替受講制度(※振替対象教科は日程表で要確認との注記あり)
- 合格保証制度™(対象は学科理論マスターのみ・出席率80%以上・再登録料6,600円が必要)
こうした付帯サービスは各校で内容が違い、横並びで比較できる公的なデータは存在しません。資料請求して読み比べるしかない部分です。逆に言えば、受講料・通学時間・通信時間の3つは公的データで確定できるので、まずここで候補を3〜4校に絞ってから資料を取り寄せるのが効率的です。
よくある質問
Q. いちばん安い養成講習はどれですか?
厚労省の一覧では 労働調査会(198,000円)と(株)リバース(198,000円) が最安です。ただしこの金額に入学金・教材費が含まれるかは公式で確認できていないため、総額は各校に確認してください。入学金・教材費が不要と公式に明記しているのは、確認できた範囲では地域連携プラットフォーム(297,000円)でした。
Q. どの講座を選んでも、取れる資格は同じですか?
はい。厚生労働大臣認定講習を修了すれば、どの講座でも同じ受験資格が得られます。試験も同じです。違うのは、そこに到達するまでの学び方と費用です。
Q. オンラインで完結する講座はありますか?
厚労省の区分では オンライン(Web会議システムでのリアルタイム授業)も「通学」に含まれます。リカレントは「オンライン受講クラス」を通学150時間として設定しており、(株)リバースは講習名自体に「(オンライン)」と入っています。ただし演習をスクーリング会場で行う講座もあるため、通学部分が完全にオンラインで済むかは各校に確認が必要です。
Q. リカレントはなぜいちばん高いのですか?
厚労省の一覧を見る限り、通学時間が150時間と最長で、通信(自習)が0時間だからです。22講座で唯一、全カリキュラムを講師の前で行う構成になっています。通学1時間あたりで割ると2,919円で、22講座中6番目に安くなります。詳しくは リカレントの検証記事 にまとめました。
Q. 講座選びで合格率は変わりますか?
講座別の合格率は公表されていません。 各校が公表しているのは合格者数などであり、受講生ベースの合格率ではありません。公的に確認できるのは 受験資格別の合格率(養成講習修了者と実務経験者の差)までです。数字は 合格率の記事 にあります。
Q. 講座はいつから探し始めればいいですか?
養成講習は6ヶ月前後かかり、そのあとに試験があります。試験は年3回(3月・7月・11月)で、受験申請は試験の約2〜3ヶ月前に締め切られます。さらに給付金を使うなら 受講開始2週間前までにハローワークでの手続き が必要です。目標の試験回から逆算して、開講の1〜2ヶ月前には動き始めるのが安全です。
まとめ
- 厚労省が認定する養成講習は 22講座。受講料は 198,000円〜437,800円(平均321,645円/中央値326,150円)
- 通信0時間はリカレントの養成講座だけ。半分近くが自習パートの講座もある
- 通学1時間あたりで割ると順位が入れ替わる。総額最高のリカレント養成講座が単価では6位、総額中位のLECが20位
- 受講料に入学金・教材費が含まれるかは講座ごとに違う。公式に「不要」と明記していたのは確認できた範囲で地域連携プラットフォームのみ
- どの講座でも 受験料38,800円+登録費用17,000円=55,800円 は共通でかかる
- 給付金が使えない人にとって講座間の価格差は約30万円、80%が使える人には約8万円。まずハローワークで支給要件照会を
一覧で比較できるのは受講料と時間配分だけです。そこで3〜4校に絞り、あとは資料と個別ガイダンスで中身を確認する。 これが遠回りに見えて確実です。

