諒設計アーキテクトラーニングの試験免除は本当?条件と「100%取得」の中身を検証

諒設計アーキテクトラーニング

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諒設計アーキテクトラーニングの公式サイトには、「試験免除」「100%資格取得」 という言葉が並びます。

資格取得のために勉強してきた経験がある人ほど、この表現には引っかかるはずです。試験を受けずに資格が取れるなら、その資格に意味はあるのか。そもそも本当なのか。

答えを先に書きます。公式サイトにそう書かれており、条件も明示されています。ただし「何もしなくていい」わけではありません。

免除されるのは試験だけで、課題の提出は残ります。この違いを知らずに申し込むと「思っていたより手を動かす」ことになります。

この記事の調べ方

  • 調査日:2026年8月27日
  • 調査対象:諒設計アーキテクトラーニング公式サイトの各講座ページ(心理系・CAD系・手芸系の3ジャンルで記載内容を突き合わせ)
  • 受験料・合格基準・主催団体は、各講座ページの資格情報欄の表記をそのまま掲載しています
  • 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部


\ 課題提出だけで2資格を認定 /

【諒設計アーキテクトラーニング】

免除されるのは「試験」だけ。課題提出は必須

諒設計アーキテクトラーニングには、資格取得までのルートが2つあります。

基本講座 スペシャル講座
受講料 59,800円 79,800円
資格取得の方法 試験を受験して合格 卒業課題を提出
添削課題 5回 5回
卒業課題 なし 1回(必須)
受験料 1資格につき10,000円 不要
公式表記の最短期間 最短3ヶ月 最短1ヶ月(紙教材は2ヶ月)

公式サイトはスペシャル講座について、こう説明しています。

スペシャル講座では 添削課題を全てクリアした後、卒業課題を提出する事で試験免除 となり、2資格が講座卒業と同時に認定されます。

この一文を分解すると、必要な作業がはっきりします。

  1. 添削課題5回をすべてクリアする ← 免除されない
  2. そのうえで卒業課題を1回提出する ← 免除されない
  3. 合否判定のある検定試験を受けなくてよい ← ここが免除される部分

つまり 「試験免除」= 合否判定の形式が“検定試験”から“課題提出”に置き換わる ということです。学習そのものが免除されるわけではありません。

公式サイトも、スペシャル講座について「試験の受験料、試験対策の学習は必要ありません」と書いています。裏を返せば、課題をこなすための学習は残る。

「100%資格取得」は何を指しているのか

公式サイトには「100%資格が取得できる」という表現が複数箇所にあります。この根拠についても、Q&Aで説明されています。

趣旨はこうです。

高額な受講料を払って学習したのに試験に合格できなかった、何度も受験して受験料がかさんだ——そうした受講者を多く見てきた。だから 資格協会と共同開発 で、課題提出により資格取得できるカリキュラムを用意した。

つまり「100%」は、課題を最後までクリアすれば認定される仕組みだから100%、という意味です。受講すれば自動的に届く、という意味ではありません。

ここは誤解されやすい部分なので、正確に押さえておく価値があります。

  • ○ 課題を全部提出すれば、試験の合否に左右されず資格が認定される
  • ✕ 何もしなくても資格が送られてくる

課題を途中で止めれば、当然ながら認定はされません。

「協会認定校」という位置づけ

公式サイトによれば、諒設計アーキテクトラーニングは 協会認定校 であり、各協会が指定するスペシャル講座を当スクール限定で受講できる と説明されています。

資格を認定するのはスクールではなく、あくまで各協会です。スクールは協会が認めたカリキュラムを提供する立場、という構造になります。



諒設計アーキテクトラーニング 公式サイト

基本講座を選んだ場合、試験はどう行われるのか

「せっかくなら試験を受けて実力を測りたい」という方もいるはずです。その場合、試験は在宅で行われます。

項目 内容
受験資格 特になし
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験(期日までに解答用紙を提出)
合格基準 70%以上の正答率
受験料 10,000円(税込)/1資格につき

※2026年8月27日時点の公式サイト各講座ページの表記

同じ6ヶ月の受講期間でも、コースで流れが変わるスペシャル講座(試験免除)申込支払い教材到着学習+添削5回卒業課題資格認定最短1ヶ月(オンライン)/2ヶ月(紙教材) 受験料0円基本講座(試験を受ける)申込支払い教材到着学習+添削5回資格1受験資格2受験認定最短3ヶ月 受験料10,000円×2=20,000円※ どちらも教材到着後8日を過ぎると途中解約できません
申込から資格取得までの流れ。総額はどちらも79,800円(標準153講座)で、違うのは試験を受けるかどうかと期間です。公式サイトおよび日本インストラクター技術協会の記載より。

試験会場に行く必要はありません。 在宅で解答し、期日までに解答用紙を提出する形式です。合格基準は70%以上の正答率と明示されています。

見落とされがちな点:受験料は「2回分」かかる

料金を比べるとき、ここを見落とすと結論がひっくり返ります。

諒設計アーキテクトラーニングの講座は、修了すると 2つの資格 が取得できます。そしてこの2資格は、それぞれ別の協会が主催 しています。

実際に3つのジャンルの講座ページで確認したところ、いずれも同じ構造でした。

講座ジャンル 資格1の主催団体 資格2の主催団体 受験料
心理系 日本メディカル心理セラピー協会 日本インストラクター技術協会 各10,000円
CAD・建築系 日本デザインプランナー協会 日本インストラクター技術協会 各10,000円
手芸系 日本デザインプランナー協会 日本生活環境支援協会 各10,000円

団体が別なので、受験料も別々にかかります。 2資格とも取得するなら 10,000円×2=20,000円 です。

総額で計算すると、2つのコースは同額になる

ここまでの条件を、そのまま金額に置き換えてみます。

ルート 受講料 受験料 総額 確実性
基本講座 → 2資格とも受験 59,800円 20,000円 79,800円 2つの試験で各70%以上が必要
基本講座 → 1資格だけ受験 59,800円 10,000円 69,800円 1つの試験で70%以上が必要
スペシャル講座 79,800円 0円 79,800円 課題提出で認定

2資格とも取得する前提なら、総額は79,800円で完全に同額です。

⚠ この計算が当てはまるのは153講座です。 CAD系4講座(実践建築CAD建築技術者/実践土木CAD技術者/
実践機械・設備・電気/空間ディスプレイデザイナー®)は 基本120,000円・スペシャル140,000円 で、
総額は 120,000+20,000=140,000円 となり、こちらもスペシャル講座と同額になります(2026年8月28日時点)。
受験料・期間・資格数の条件は同じなので、「同額なら確実なほう」という結論は変わりません。

そして残る違いは、条件だけになります。

基本講座(2資格) スペシャル講座
総額 79,800円 79,800円
必要な提出物 添削5回+試験2回 添削5回+卒業課題1回
不合格のリスク あり(再受験料が加算) なし
試験対策の学習 必要 公式表記では不要
公式表記の最短期間 最短3ヶ月 最短1ヶ月(紙教材は2ヶ月)

同じ金額を払って、片方だけが不確実で、しかも時間もかかる という構図です。

この事実を踏まえると、基本講座を選ぶ合理的な理由は2つに絞られます。

  1. 2資格のうち1つだけでいい(69,800円で1万円安くなる)
  2. 試験を受けて実力を確かめたい(金額ではなく目的の問題)

このどちらにも当てはまらないなら、スペシャル講座を選ぶのが計算に合います。

▶ 受講お申し込みページで金額を確認する
料金の詳細は 諒設計アーキテクトラーニングの料金記事 で、返金条件まで含めて整理しています。



16ジャンル157講座を公式サイトで見る

教材の中身:何が届いて、何を提出するのか

「課題を提出する」と言われても、手元に何が届くのか分からなければ判断できません。公式サイトには教材の中身が明記されています。

基本講座に含まれるもの

ガイドブック/受講証/受講カード/学習テキスト01/学習テキスト02/練習問題・解答/模擬試験・解答/添削課題(5回分)/質問用紙/封筒

スペシャル講座に含まれるもの

上記のすべてに加えて、卒業課題(添削終了後に提出することで資格認定)

つまりスペシャル講座は、基本講座の教材一式+卒業課題 という構成です。教材そのものが豪華になるわけではなく、資格認定のルートが追加される と理解するのが正確です。

学習の進め方

公式サイトには、1日30分・約半年で修了できるカリキュラム と記載されています。また学習中の 質問対応は無料で何回でも可能 とされています。

受講者層については、初学者が92%(※公式サイトの注記では2023年の受講生アンケート回答による)、年齢は 10代から80代まで と記載されています。

スペシャル講座オンラインとの違い

試験免除という点では、スペシャル講座とスペシャル講座オンラインは同じです。どちらも79,800円 で、卒業課題の提出により資格が認定されます。

違うのは学習の形式です。

スペシャル講座(通常) スペシャル講座オンライン
受講料 79,800円 79,800円
紙の教材 届く 届かない
学習の場所 紙とペン スマートフォン・PC・タブレット
添削のやり取り 郵送(時間がかかる) オンライン
公式表記の最短期間 2ヶ月 1ヶ月

公式サイトは、通常講座について「添削指導者とのやり取りが郵送なので、多少時間がかかる」と説明しています。オンライン版が最短1ヶ月なのは、このやり取りが郵送を経由しないため です。

同じ金額なので、紙で学びたいか、速さを取るか で選ぶことになります。

申し込む前に理解しておくべきこと

取得できるのは民間資格です

試験免除の仕組みがどれだけ整っていても、取得できる資格が民間資格である事実は変わりません。 国家資格ではなく、業務独占資格でもありません。「この資格がないとできない仕事」は存在しません。

公式サイトも、起業・開業について「業種や形態によっては法律などに基づいた届出や登録などが必要な場合がありますので、ご確認ください」と注記しています。資格を取れば開業できる、という話ではない ということです。

「試験がない」ことをどう評価するか

ここは価値観の問題なので、事実だけを並べます。

  • 検定試験を経ていないため、第三者が学習到達度を測る機会がない
  • 一方で、添削課題5回と卒業課題1回は、いずれも提出して確認を受ける 工程である
  • 資格を認定するのはスクールではなく 各協会

「試験がないから価値がない」とも「課題があるから試験と同等」とも、公式情報からは断定できません。自分がその資格をどう使いたいのか から逆算するしかない領域です。

姉妹校のSARAスクールにも同じ仕組みがあります。両校の関係は 諒設計とSARAスクールの違い で検証しました。SARA側の仕組みは SARAスクール プラチナコースとは?基本コースとの違い・試験免除を解説 をご覧ください。呼び方が違うだけで、条件は同じです。

民間資格であることをどう捉えるかについては SARAスクールのデメリット7つ でも同じ論点を扱っています。

よくある質問

Q. 試験免除は本当に受けられますか?

スペシャル講座を選び、添削課題5回をすべてクリアしたうえで卒業課題を提出 すれば、公式サイトの記載どおり試験免除で2資格が認定されます。課題を提出しなければ認定されません。

Q. 卒業課題はどのくらいの難易度ですか?

卒業課題がどれくらいの分量なのかは公表されていません。分かっているのは、添削5回を終えたあとに取り組むものだという位置づけだけです。

Q. 基本講座で受験して落ちたらどうなりますか?

合格基準は70%以上の正答率です。落ちた場合に再受験できるのか、費用はいくらかは公式サイトに書かれていません。通常は受験料をもう一度払うことになるので、不安なら0120-757-592で先に確認しておくべきです。

Q. 基本講座からスペシャル講座に変更できますか?

コース変更ができるかどうかは公表されていません。申し込んでからでは遅いので、先に問い合わせてください。

Q. 「100%資格取得」は誇大広告ではないですか?

公式サイトは、資格協会と共同開発したカリキュラムであり、課題をクリアすれば認定される仕組みだから100% と説明しています。条件が明示されているという意味で、根拠のない表現ではありません。ただし 課題提出が前提 である点は、申し込み前に理解しておく必要があります。

Q. 資格を取るまでどのくらいかかりますか?

公式表記では、スペシャル講座オンラインが最短1ヶ月、紙教材のスペシャル講座が最短2ヶ月、基本講座(受験ルート)が最短3ヶ月です。ただし 受講期間そのものは6ヶ月 で、最短表記は集中して進めた場合の目安です。

まとめ

  • 免除されるのは検定試験だけ。添削課題5回と卒業課題1回の提出は必須
  • スペシャル講座は 卒業課題の提出で2資格が講座卒業と同時に認定 される
  • 「100%資格取得」は 課題をクリアすれば認定される仕組み を指す表現
  • 基本講座で受験する場合、受験料は1資格につき10,000円。2資格なら20,000円
  • 2資格とも取るなら総額79,800円で、スペシャル講座と完全に同額
  • 同額なら、不合格リスクがなく期間も短いスペシャル講座のほうが計算に合う
  • 基本講座が有利なのは 1資格だけでよい場合(69,800円) に限られる
  • 取得できるのは 民間資格。業務独占資格ではない

「試験免除」という言葉だけを見ると身構えますが、中身は 合否判定の形式が置き換わっているだけ です。そして料金を最後まで計算すると、選ぶべきコースはかなり明確になります。

課題の量や教材が自分に合うか不安なら、申し込む前に無料の資料を取り寄せて中身を見ておく手もあります。

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各講座の資格情報は公式サイトで確認できます

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