個人情報保護士の難易度・合格率41.5%|落ちる人の特徴【2026年】

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「個人情報保護士の合格率はどのくらい?」「難易度は高い?」と気にされている方が多い試験です。試験実施団体(全日本情報学習振興協会)が公式に公表している合格率は「過去の平均41.5パーセント」という数字のみで、回ごと(回次別)の合格率は公表されていません(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/)。半数以上が届かない水準で、油断はできないものの、適切に対策すれば短期合格を狙える試験です。

この記事では、合格率の数字を読み解き、合格ライン・合格点・合格基準を公式の原文で確認したうえで、SMART合格講座を使った対策方法を解説します。難易度そのもの(何が難しいのか)は 難易度の詳しい検証はこちら に分けて書いています。

この記事の信頼性

  • 調査期間:2026年10月(合格基準を公式サイトの原文で再確認)
  • 調査対象:全日本情報学習振興協会公式、SMART合格講座公式
  • 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部
  • 情報源:試験主催団体の公式発表


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個人情報保護士の合格率データ

公式に公開されている数字を整理します。

項目 数値
合格率(公式公表の過去平均) 41.5パーセント
受験者平均年齢 34.1歳
累計合格者数 約6万人

注意したいのは、この41.5パーセントが試験実施団体の公表する「過去の平均」だという点です。回次別(第◯回ごと)の合格率データは公表されていないため、直近の回の正確な合格率はわかりません。

最新回の状況も確認しておきます。直近の回は第84回(2026年9月27日実施)で、合格発表日は2026年10月27日です。協会の合格発表ページは「合格発表はマイページからご確認いただけます」という案内だけで、受験者数・合格者数・合格率は載っていません(2026年10月27日時点。出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/pass.php)。

なお、同じ協会の実戦対策講習会ページには「合格率は30%程度」「平均合格率は35%程度」という記述もあります(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/piip-semi.php)。いつの時点の数字かは書かれておらず、41.5パーセントとも一致しません。協会の公表内容から言えるのは、合格率はおおむね3〜4割台という幅までです。

過去平均41.5パーセントがどのくらいの水準なのか、他資格の最新の合格率と並べると位置づけがはっきりします。

ITパスポート48.6%個人情報保護士41.5%危険物乙431.9%保育士19.4%宅地建物取引士18.7%行政書士14.5%社会保険労務士5.5%
主要資格の合格率。個人情報保護士の41.5%は上から2番目で、宅建(18.7%)や行政書士(14.5%)とは水準が違います。個人情報保護士のみ試験実施団体が公表する過去平均、他は最新回の実績です。

宅建(令和7年度18.7パーセント)や行政書士(令和7年度14.5パーセント)、社労士(第57回5.5パーセント)とは明らかに水準が違い、個人情報保護士は上から2番目のグループに入ります。一方でIT系の入門資格であるITパスポート試験の48.6パーセント(令和7年度・IPA公表の試験統計)よりは低く、ITパスポートと同程度か、ひと回り難しい試験というのが客観的な位置づけです。ビジネス系の検定としては「ちゃんと勉強しないと落ちる」レンジだと考えてください。ITパスポートとの詳しい比較は SMART合格講座で見るITパスポートの難易度 も参考にしてください。

個人情報保護士の合格ライン・合格点・合格基準(公式の原文)

合格ライン(合格点)は、試験実施団体の公式サイトに次のとおり書かれています(https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/)。

公式サイトの記載(原文)

問題数・時間:100問(課題Ⅰ・課題Ⅱ各50問ずつ)/150分

合格基準:課題Ⅰ・課題Ⅱ各課題正答率70%以上

※問題の難易度により調整し、正答率70%以下でも合格とする場合があります

つまり合格点は「100点中何点」という点数ではなく、課題ごとの正答率で決まります。各課題50問の70%は35問なので、合格ラインの目安は課題Ⅰ・課題Ⅱとも35問以上です(必要な正答数は編集部が算出)。

課題(公式の名称) 問題数 合格基準 必要な正答数の目安
課題Ⅰ 個人情報保護法とマイナンバー法の理解 50問 正答率70%以上 35問以上
課題Ⅱ 個人情報保護の対策と情報セキュリティ 50問 正答率70%以上 35問以上
合計 100問 合計点では判定しない 最低70問(各課題35問ずつ)

合計点で判定しないため、たとえば課題Ⅰが満点の50問でも、課題Ⅱが34問なら合計84問で不合格です。難易度による調整は「70%以下でも合格とする場合がある」という緩める方向だけで、調整後の合格ラインが何点だったかは公表されていません。片方の課題だけ合格した場合の持ち越しや科目免除については、公式サイトの試験概要・試験内容(https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/naiyou.php)・よくあるご質問(https://www.joho-gakushu.or.jp/faq/shosai3.php)のいずれにも記載がありません(2026年10月6日時点)。本番では各課題35問を確実に超えることを目標にしてください。

なぜ合格率が低くなりやすいのか

合格率が伸びにくい理由は、合格基準の設定方法にあります。

各課題70パーセント以上の二段合格制

個人情報保護士は課題I(個人情報保護の総論)と課題II(個人情報保護の対策)の2科目があり、それぞれ70パーセント以上の得点が必要です(難易度により調整される場合があります)。総合点ではなく科目別の基準なので、片方の科目だけ高得点を取っても合格できません。

課題 主な内容 必要得点
課題I 個人情報保護法・関連法令 70パーセント以上
課題II セキュリティ対策・実務運用 70パーセント以上
合計点ではなく、課題ごとに70%が必要課題Ⅰ個人情報保護法・関連法令正答率70%以上課題Ⅱセキュリティ対策・実務運用正答率70%以上AND片方が69%でも不合格得意科目で稼いで苦手科目を補う、という戦い方ができません
個人情報保護士の合格基準。課題Ⅰ・課題Ⅱそれぞれで正答率70%以上が必要で、総合点での判定ではありません。出典:全日本情報学習振興協会 公式サイト。

法律系が苦手で課題Iで落とすパターンと、技術系が苦手で課題IIで落とすパターンの両方が想定され、不合格者の多くが「片方だけ落とした」ケースだと推測されます。

100問・150分の長丁場

試験時間は合計150分(2時間30分)で、100問を解く構成です。1問あたりにかけられる時間は約1分30秒。法令の細かい論点を判断する問題が多いため、時間配分を誤ると最後まで解ききれません。

試験日程と合格発表の時期(2026年度)

個人情報保護士認定試験は、年4回実施されています。直近の第84回は2026年9月27日に実施されました(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/bqm/kaitou/piip_an.php)。次の第85回(2026年12月13日実施)の申込締切は2026年10月29日です。今後の日程は協会の試験日程ページで次のように案内されています(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/schedule/2026.php)。

回 試験日 申込期間
第84回 2026年9月27日(日) 2026年5月25日〜8月20日(実施済み)
第85回 2026年12月13日(日) 2026年8月25日〜10月29日
第86回 2027年3月14日(日) 2026年11月16日〜2027年1月28日
第87回 2027年6月27日(日) 2027年2月15日(月)〜5月13日(木)

公開会場の試験時間は10時00分〜12時45分です。CBT会場(テストセンターのパソコンで受ける方式)は日時が異なる場合があります(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/)。受験方法は、公開会場(マークシート)、CBT会場、オンラインIBT(自宅で受ける方式。360度Webカメラは協会が貸し出し)の3つから選べます。

合格発表は、基本的に試験日の1か月後の正午です。協会の営業日外にあたる場合は、翌営業日の正午になります(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/faq/shosai3.php)。結果は協会のマイページで確認します(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/pass.php)。マイページでの確認手順と、不合格だったときの第85回申込までの流れは個人情報保護士の合格発表はいつ?第84回は2026年10月27日正午の見込みに、第85回以降の申込締切と公開会場・CBT・オンラインの申込方法は個人情報保護士の試験日・申込締切【2026〜2027年】にまとめています。

難易度を冷静に評価する

難易度評価は受験者の前提知識によって振れ幅が大きい領域ですが、客観的な指標で整理すると次のようになります。

比較軸 評価
試験範囲の広さ 中程度(法令+運用の2軸)
1問の難しさ 中程度(条文知識を問う形式)
必要学習時間 約30〜50時間(前提知識による)
法改正への追従度 高め(個人情報保護法は改正頻度大)

「広く浅く出題され、改正論点が混ざる」のが特徴です。法律系の学習経験ゼロから始めても50時間程度確保できれば合格圏に届く水準と言えます。学習時間の見積もり方は 個人情報保護士の勉強時間の目安 で詳しく解説しています。

協会の実戦対策講習会ページでは、受験者の学習時間について次の調査結果が紹介されています(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/piip-semi.php)。

  • 受験前の学習時間が20時間以内だった人:52%
  • 10時間以内で受験した人:21%

同じページには「10時間や15時間だと合格は厳しいのが実情のようです」とも書かれています。合格率が3〜4割台にとどまる理由のひとつは、学習時間が足りないまま受験する人が多いことだと読み取れます。

個人情報保護実務検定との難易度の違い

同じ協会が実施する個人情報保護実務検定は、公式サイトで「個人情報保護士より“やさしい”」と紹介されています(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/)。実務検定は1級が100問・120分、2級が80問・90分で、合格基準は70%以上の得点です(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/pipl/)。課題ごとの基準がある個人情報保護士とは、この点が違います。実務検定の合格率は、協会の公式サイトでは確認できませんでした。

SMART合格講座を使った合格戦略

二段合格制の試験を効率よく突破するために、SMART合格講座の教材を活かす戦略を提示します。

ステップ1:弱い科目を先に潰す

法律系の経験がなければ課題I、技術系の経験がなければ課題IIから攻めるのが基本です。SMARTの講義は2名の講師が課題ごとに解説しやすい構成なので、片方の科目に集中して学習を進められます。

ステップ2:答練で論点の取りこぼしを発見

答練は課題I・II各25問の構成で、本試験形式に揃えてあります。1周目は得点よりも「どの論点を落としているか」を可視化することが目的です。

ステップ3:模試で時間配分を体に染み込ませる

模試2回分を本番形式(150分連続)で解き、1問あたりの時間感覚を掴みます。SMARTの模試は何度でも受験可能なので、繰り返し演習に使えます。

ステップ4:直前期は改正論点をチェック

試験直前は、個人情報保護委員会の公式サイトで最新の改正概要に目を通す習慣をつけます。改正論点は本試験で出やすいので、ここを押さえるだけで2〜3問の上乗せが期待できます。

合格率を上げるために避けたい行動

やりがちな失敗 改善案
課題Iだけに偏って勉強する 課題II(技術・運用)も並行で進める
1周目で点数に一喜一憂する 論点の確認と割り切る
模試を1回しか解かない 2回目で時間配分の精度を上げる
直前期に新しい教材に手を出す 既存の答練・模試を回す

よくある質問

Q. 個人情報保護士の合格ライン(合格点)は何点ですか?

課題Ⅰ・課題Ⅱそれぞれで正答率70%以上です。各課題50問なので、目安は各35問以上になります。合計点では判定しません。問題の難易度によって70%以下でも合格とする場合があると公式に書かれていますが、調整後の点数は公表されていません(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/)。

Q. 合格発表はいつですか?

基本的に試験日の1か月後の正午です。協会の営業日外にあたる場合は翌営業日の正午で、結果はマイページで確認します(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/faq/shosai3.php)。発表当日のマイページの見方と、不合格だった場合の次回申込は合格発表の記事で解説しています。

Q. 最新回の合格率はわかりますか?

わかりません。協会は回ごとの受験者数・合格者数・合格率を公式サイトに掲載していません。公表されているのは「過去の平均合格率41.5%」です(出典:https://www.joho-gakushu.or.jp/piip/)。

まとめ

個人情報保護士の合格率は公式公表の過去平均で41.5パーセント。油断はできないが計画的に進めれば突破できる試験です。二段合格制への対策と、模試での時間配分演習を軸に据えれば、SMART合格講座の教材セットだけでも合格圏に届きます。落ちる人の多くは「片方の科目を軽視した」ケースなので、両科目をバランスよく学習することが何より重要です。SMART合格講座の受講者の評判が気になる方は 個人情報保護士のSMART合格講座 口コミ・評判 もあわせてご覧ください。



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出典

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