ITパスポートの合格率は48.6%(令和7年度)|過去5年推移と分野別足切り突破の実戦戦略

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ITパスポートの合格率は令和7年度(2025年度)で 48.6% でした。受験者271,352人のうち132,012人が合格した数字で、IPA(情報処理推進機構)が公開している正式な統計値です。「2人に1人」は合格しますが、逆に言えば 約半数は落ちている 。国家資格としては取りやすい部類ですが、無対策で受かるほど甘くはありません。

この記事ではIPA公式データで合格率の過去5年推移を整理し、合格基準のIRT方式と分野別300点の足切りがどう効くのかを分解します。そのうえでSMART合格講座(15,400円・3年視聴)でどう対策すれば48.6%の壁を越えられるかを書きました。

2027年度からITパスポート試験の制度が変わる予定です
IPAは、現行の試験制度を2026年度の試験で終了し、2027年度春頃から新制度(出題分野を「ビジネス」「テクノロジ」「セキュリティ・倫理」に再編)へ移る予定と公表しています(2026年4月28日更新)。SMART合格講座の視聴期間は申込日から3年間ですが、現行試験に向けて使えるのは2027年3月頃までです。新制度への講座の対応は、申込前に公式サイトで確認してください。出典:IPA「試験の見直しの検討状況について」

この記事の信頼性

  • 調査期間:2026年5月(令和7年度確定値を反映)。2026年10月27日に令和8年9月分の統計を反映
  • 試験データ:IPA「令和7年度iパスの年間応募者数等について」ほか公式統計
  • 講座データ:SMART合格講座「ITパスポート」公式ページ
  • 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部


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過去5年の合格率推移(IPA公式)

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年度(2021) 211,145 111,241 52.7%
令和4年度(2022) 231,526 119,495 51.6%
令和5年度(2023) 265,040 133,292 50.3%
令和6年度(2024) 273,905 134,617 49.1%
令和7年度(2025) 271,352 132,012 48.6%

※出典:IPA「ITパスポート試験 統計情報」「令和7年度iパスの年間応募者数等について」

5年で受験者数は21万人から27万人へ膨らみ、合格率は4ポイント低下しています。コロナ禍以降にDXがバズワード化し、企業が社員に半ば義務的に受験させるケースが増えました。準備不足層の流入が合格率を押し下げているのが実態でしょう。

裏返せば、ちゃんと準備した個人にとっては「合格率48.6%」の数字はあまり意味がありません。あなたが落ちるかどうかは、業界平均より、自分の対策密度と分野別バランスで決まります。

令和7年度の月別合格率:3月がもっとも低い

令和7年度の応募者は307,266人で、実際に受験したのは271,352人(受験率88.3%)でした。年度の合格率48.6%を月ごとに分けると、次のようになります。

月 受験者数 合格者数 合格率
2025年4月 17,439 8,882 50.9%
5月 15,489 8,223 53.1%
6月 18,991 9,591 50.5%
7月 18,587 9,088 48.9%
8月 21,292 10,397 48.8%
9月 23,989 11,344 47.3%
10月 18,377 9,365 51.0%
11月 20,078 10,107 50.3%
12月 24,471 11,672 47.7%
2026年1月 24,580 11,963 48.7%
2月 29,023 14,092 48.6%
3月 39,036 17,288 44.3%
年度合計 271,352 132,012 48.6%

※出典:IPA「ITパスポート試験 統計情報」推移表(2026年10月27日現在)。12か月を足した値が年度合計と一致することを編集部が確認しています。

5654603552501450404月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月受験者数(左軸・万人)合格率(右軸・%)
令和7年度(2025年度)のITパスポート試験、月別の受験者数と合格率。受験者が39,036人と最も多い3月は合格率44.3%で年間最低、5月が53.1%で最高でした。12か月の合計は年度公表値(受験者271,352人・合格者132,012人)と一致することを編集部が確認。出典:IPA「ITパスポート試験 統計情報」推移表(2026年10月27日現在)。

3月は受験者がもっとも多く、合格率はもっとも低い月です。これは令和7年度だけの話ではなく、令和3〜7年度の5年間すべてで、3月が受験者数の最多月かつ合格率の最低月でした(3月の合格率は47.5%→46.7%→45.9%→45.9%→44.3%)。なぜ3月に下がるのかについて、IPAの統計は理由までは示していません。

令和8年度(2026年度)の合格率:4〜9月の累計は48.9%

2026年4月からの令和8年度は、9月分までの統計が公開されています(2026年10月27日現在)。

月 応募者数 受験者数 合格者数 合格率
2026年4月 24,156 20,462 9,854 48.2%
5月 16,267 14,581 7,808 53.5%
6月 20,529 18,368 9,358 50.9%
7月 20,879 18,586 8,977 48.3%
8月 23,077 20,637 9,703 47.0%
9月 19,282 17,352 8,115 46.8%
4〜9月累計 124,190 109,986 53,815 48.9%

※出典:IPA「ITパスポート試験 統計情報」推移表・試験結果(令和8年9月度)。累計はIPAが公表している年度累計の値です。

9月は合格率46.8%で、今年度ここまでの6か月では最低でした(前月の8月は47.0%)。社会人(受験者13,435人)は48.8%、学生(受験者3,917人)は39.9%です(IPA「試験結果 令和8年9月度」)。

前年の同じ時期(令和7年度の4〜9月)は、各月の人数を編集部が合算すると受験者115,787人・合格者57,525人で、合格率は49.7%でした。今年度はそれより0.8ポイント低い水準です。

ただし、年度の前半は合格率が高めに出る傾向があります。4〜9月の値と年度全体の値を比べると、令和5年度は51.2%→50.3%、令和6年度は50.2%→49.1%、令和7年度は49.7%→48.6%でした(4〜9月の値は編集部が月別の人数から合算)。4〜9月の48.9%が、そのまま令和8年度全体の合格率になるとは限りません。

合格基準の仕組み:IRT方式と分野別300点の足切り

ITパスポートはCBT方式・四肢択一100問・120分の試験です。合格基準は次の2つを 両方 満たす必要があります。

項目 基準
総合評価点 600点以上/1,000点
ストラテジ系 300点以上/1,000点
マネジメント系 300点以上/1,000点
テクノロジ系 300点以上/1,000点

※出典:IPA「ITパスポート試験 出題範囲」

採点はIRT(項目応答理論)で、問題の難易度に応じた重み付けがあります。「100問中何問正解で合格」とは一概に言えませんが、目安としては65問前後の正答で総合600点に届くと言われています。

落とし穴は分野別の300点足切りです。総合700点を取っても、テクノロジ系だけ250点なら不合格になります。「得意分野で稼いで苦手分野はそこそこ」という戦略が通用しない構造です。ただし、下の評価点分布を見ると、2026年9月に総合評価点600点以上だった人は8,115人で、合格者数8,115人と同じでした。この月に限っていえば、足切りだけで落ちた人はいなかった計算で、不合格者9,237人は全員が総合600点に届いていません(編集部の計算)。前月の2026年8月は、600点以上の人数9,706人が合格者数9,703人より3人多く、総合点は足りていたのに分野別300点の基準で落ちた人が3人いた計算でした。足切りは「気をつけるべき条件」ではありますが、不合格の中心は「総合点不足」です。

採点に使われるのは92問:評価点の分布(2026年9月)

IPAの試験内容ページによると、100問のうち採点に使われるのは92問(ストラテジ系32問・マネジメント系18問・テクノロジ系42問)です。残りの8問は、今後出題する問題を評価するために使われます。

IPAは総合評価点の分布も毎月公開しています。2026年9月分(受験者17,352人)をまとめると次のとおりです。

総合評価点 人数 受験者に占める割合
600点以上 8,115人 46.8%
550〜599点 2,469人 14.2%
500〜549点 2,258人 13.0%
499点以下 4,510人 26.0%

※出典:IPA「ITパスポート試験 評価点分布(総合)令和8年9月分」(2026年10月21日公表)。IPAは50点刻みで公表しており、「600点以上」「499点以下」の行は複数の区分を編集部が合算しています。割合も編集部が算出しました。

合格ラインの600点まであと50点以内(550〜599点)で届かなかった人が、受験者の14.2%いました。

分野別の出題比率と落としやすいパターン

分野 出題数(約) 内容
ストラテジ系 35問 経営戦略・マーケティング・法務
マネジメント系 20問 プロジェクト管理・サービス管理
テクノロジ系 45問 ネットワーク・セキュリティ・DB・AI

テクノロジ系が45問と一番多く、しかもIT未経験者が一番苦戦する領域です。文系出身者がストラテジ系で500点台に乗せても、テクノロジ系が280点で足切り、というのが足切りにかかるときの典型的な形です。

逆に、IT業界経験者にとっての落とし穴はストラテジ系です。「PEST分析」「SWOT分析」「ナレッジマネジメント」あたりの経営用語に馴染みがないと、35問の最大領域で点が伸びません。

受験者属性別の合格率(IPA月次データから)

IPAが公開している月次の試験結果PDFには、社会人と学生の合格率内訳が出ています。直近の傾向はおおむね次の通りです。

属性 構成比 合格率の目安
社会人 約76〜80% 50%前後
学生(大学・専門・高校等) 約20〜24% 35〜45%

学生層、特に高校生以下の合格率は社会人より低めです。ビジネス用語の経験値が薄く、ストラテジ系の用語理解で時間がかかるためでしょう。逆に、社会人で実務経験のある人ほど、ストラテジ系を貯金科目にできます。

令和7年度の確定値(社会人・学生・学校種別)

上の表は目安ですが、令和7年度(2025年4月〜2026年3月)の確定値はIPAの試験結果資料に出ています。

区分 応募者数 受験者数 合格者数 合格率
社会人(応募者の77.4%) 237,689 209,165 106,539 50.9%
うちIT系企業 40,715 36,395 17,814 48.9%
うち非IT系など 196,974 172,770 88,725 51.4%
学生(応募者の22.6%) 69,577 62,187 25,473 41.0%
うち大学院 3,361 2,940 2,002 68.1%
うち大学 41,914 36,646 17,590 48.0%
うち専門学校 6,087 5,527 1,318 23.8%
うち高校 14,693 13,878 3,461 24.9%
合計 307,266 271,352 132,012 48.6%

※出典:IPA「ITパスポート試験 試験結果 累計(令和7年4月度~令和8年3月度)」。「非IT系など」はIPA資料の「非IT系」で、勤務先別一覧表と照合すると「無職、その他無記入」(応募者16,979人)を含む数です。

社会人のなかでは、IT系企業の人(48.9%)より非IT系の人(51.4%)のほうが合格率は高く出ています。学生は学校の種類による差が大きく、大学院の68.1%に対して、高校は24.9%、専門学校は23.8%でした。

48.6%の壁を越えるために何をするか

合格率の数字より、自分の弱点をどう塞ぐかが重要です。IT未経験者と経験者で打ち手は変わります。

IT未経験・文系の場合

優先順位はテクノロジ系の足切り回避が一番、次に総合点の底上げです。100時間の勉強時間を取れるなら配分はこのあたりがバランスがいい。

  • テクノロジ系:45時間(ネットワーク・セキュリティに半分以上)
  • ストラテジ系:30時間(用語暗記と過去問)
  • マネジメント系:15時間(基本概念と頻出パターン)
  • 過去問演習:10時間

ネットワーク・セキュリティはテキストの活字だけだと頭に入りにくい領域なので、図解付きの講義動画で概念を入れる方が時短になります。SMART合格講座のテクノロジ系は 筧聡 講師 (一般財団法人全日本情報学習振興協会 特任講師)が担当しており、情報セキュリティマネジメント・情報セキュリティ管理士などの資格を保有する人物です。

IT業界経験者の場合

テクノロジ系は流し読みで十分なので、その分をストラテジ系の経営・法務用語に回します。総勉強時間50時間なら、ストラテジ系に20時間、マネジメント系に10時間、テクノロジ系に10時間、過去問演習に10時間という配分が現実的です。

全員に共通:足切り回避を最優先に

総合点を狙う前に、「3分野とも300点クリア」を最低ラインとして死守してください。模試や答練で1分野でも300点を切るなら、その分野の学習を最優先で増やします。



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SMART合格講座を活用する場合の対策プラン

公式ページで確認したSMART合格講座 ITパスポートのスペックはこうです。

項目 内容
受講料 15,400円(税込)
ビデオ講義 約10時間50分
答練 約3時間30分(一問一答)
視聴期間 申込日から3年間
講師 筧聡(全日本情報学習振興協会 特任講師)
音声ダウンロード あり
無料サンプル動画 あり
分割払い クレジットカード対応

CBT方式で受験日を自分で選べるので、1回落ちても再受験の予約を取れます。ただし、IPAは現行試験を2026年度で終了し、2027年度春頃から出題分野を再編した新制度に移る予定と公表しています。視聴期間は3年ありますが、現行試験に向けて使えるのは2027年3月頃までです。再受験の余地を残すなら、2026年度の早い時期に1回目を受ける計画にしてください。

おすすめの学習サイクル

ITパスポートはアウトプット型試験なので、講義1周だけで終わらせない方がいい。次のサイクルが現実的です。

  1. SMART講義(約11時間)を2週間で1周
  2. SMART答練(約3.5時間)と並行で講義の弱点章を再視聴
  3. IPA公式の過去問(無料公開)を直近2回分通しで解く
  4. 誤答した分野の講義に戻る
  5. 模試形式(100問120分)でもう一度通し演習

合計40〜80時間あたりに収まる人が多いです。



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他の国家資格との難易度比較

ITパスポートが体感としてどのくらいかを掴むために、近い試験と並べておきます。合格率は近年の概算で、公式統計または各実施機関の公表値ベースです。

資格 直近合格率 主な対策時間の目安
FP3級 70〜80%前後 80〜150時間
ITパスポート 48.6%(令和7年度) 50〜100時間
危険物乙4 31.9%(令和7年度) 40〜60時間
基本情報技術者 25%前後 200〜300時間
宅建 15〜17%程度 300〜500時間

FP3級ほど取りやすくはなく、基本情報技術者ほど難しくもない、ちょうど中間です。50〜100時間という勉強時間も国家資格としては小さい部類で、社会人にとって投資対効果は悪くありません。

よくある質問

Q. 不合格でもすぐに再受験できる?

可能です。CBT方式で年中受験できるので、自分のスケジュールで予約し直せます。ただし受験料7,500円が毎回発生する点には注意が必要です。受験月ごとの合格発表日と、合格証書が届く時期はITパスポートの合格発表はいつ・どこで見る?で確認できます。

Q. 合格率48.6%はどう推移していく?

合格基準は絶対評価(600点)のため、受験者数が増えても基準は変わりません。ただしシラバスの改定でAI・データサイエンス系の出題比重が増えており、最新のシラバスに対応した教材を選ぶことが重要です。

Q. SMART合格講座と独学の合格率の差はどれくらい?

公式に公表された比較データはありません。差を生む要素は、テクノロジ系の概念解説に動画を使えるかどうかです。文系出身者がネットワーク・セキュリティをテキストだけで理解するのは時間がかかるので、講義を使った方が合格までの所要時間が短くなる傾向があります。

Q. 受験料は別途必要?

はい。IPAの受験手数料は 7,500円(税込) で、SMART受講料とは別に支払いが必要です。SMART講座費用15,400円+受験料7,500円で、初回合格を狙う場合の最小投資は 約22,900円 です。

Q. 2026年度(令和8年度)の合格率は?

2026年4〜9月の累計で48.9%です(受験者109,986人・合格者53,815人、IPA統計・2026年10月27日現在)。年度の途中の値です。令和5〜7年度はいずれも、年度全体の合格率が4〜9月の値より低くなりました。月別の内訳は「令和8年度(2026年度)の合格率」の表にまとめました。

Q. ITパスポートの偏差値はいくつ?

IPAは偏差値を公表していません。「資格偏差値」は民間のサイトなどが独自に付けている目安です。公式に確認できる難易度の手がかりは、合格率(令和7年度48.6%)と合格基準(総合600点以上、かつ3分野それぞれ300点以上)です。民間の目安をほかの資格と並べた表は、ITパスポートの難易度の記事にまとめています。

まとめ

ポイント 内容
直近合格率 48.6%(令和7年度・IPA公式)
過去5年レンジ 48.6〜52.7%
不合格の中心 総合600点に届かないこと(2026年9月は不合格者9,237人の全員)
見落としやすい条件 テクノロジ系など分野別300点の足切り
突破の最短経路 テクノロジ系に時間を寄せて足切り回避
SMART合格講座 15,400円・3年視聴・筧聡 講師
受験料 7,500円(IPA)

合格率48.6%は「対策しないと落ちる試験」を意味する数字で、難試験を意味するものではありません。テクノロジ系の足切りを越えられれば、合格は十分射程内です。現行試験は2026年度(2027年3月頃まで)で終了する予定なので、SMART合格講座(15,400円)を使うなら、その期間内に受験する前提で学習サイクルを組むのが現実的です。



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出典

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