衛生管理者の合格率はどれくらい?SMART合格講座での対策

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衛生管理者の合格率を調べると、年度や情報源によって数字がばらつくため、結局どれを信じればよいか分かりにくいことがあります。受験を考えている方にとっては、「自分が受かる可能性は実際どのくらいか」「半数以上が落ちる試験で、どう備えれば安全か」という現実的な関心が中心のはずです。

結論:衛生管理者の合格率は令和7年度で第一種46.8%(受験者66,401人)、第二種48.7%(受験者40,653人)です。令和5〜7年度は第一種46.0〜46.8%、第二種48.7〜49.8%で、毎年およそ半数が不合格です。合格基準は「科目(範囲)ごとに40%以上、かつ合計60%以上」です((公財)安全衛生技術試験協会、2026年10月7日確認)。

この記事では、(公財)安全衛生技術試験協会が公表している最新の合格率を起点に、SMART合格講座を使った対策ポイントを整理します。

この記事の信頼性

  • 調査時期:2026年10月7日(協会「統計」ページの最新値は令和7年度。2026年9月17日の照合結果を再確認)
  • 主な情報源:(公財)安全衛生技術試験協会の合格率統計、SMART合格講座公式サイト
  • 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部


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最新の合格率(令和7年度)

(公財)安全衛生技術試験協会が公表している令和7年度の数字は次の通りです。

区分 受験者数 合格者数 合格率
第一種衛生管理者 66,401人 31,046人 46.8%
第二種衛生管理者 40,653人 19,796人 48.7%

第一種・第二種ともに合格率は40%台後半で、ほぼ半々の試験です。「易しい部類」と紹介されることもありますが、それは行政書士や社労士などと比べた相対評価。半数以上は不合格になるという数字は、舐めて挑むには重い水準です。

令和5〜7年度の全国値は、第一種が46.0〜46.8%、第二種が48.7〜49.8%で推移しています(下の表)。年度による大きなブレは少なく、対策の効果が出やすい試験と言えます。


合格率の推移(令和5〜7年度)

(公財)安全衛生技術試験協会の「統計」ページに載っているのは、最新の令和7年度分だけです。それより前の年度は、協会が毎年公表している事業報告書で確認できます。直近3年度の数字は次の通りです。

年度 区分 実施回数 受験者数 合格者数 合格率
令和5年度 第一種 304回 67,572人 31,108人 46.0%
令和5年度 第二種 297回 37,061人 18,374人 49.6%
令和6年度 第一種 387回 64,911人 30,081人 46.3%
令和6年度 第二種 378回 39,262人 19,546人 49.8%
令和7年度 第一種 429回 66,401人 31,046人 46.8%
令和7年度 第二種 423回 40,653人 19,796人 48.7%

第一種は46.0%→46.3%→46.8%、第二種は49.6%→49.8%→48.7%で、3年度とも第二種のほうが高い結果でした。第一種との差は、令和5年度が3.6ポイント、令和6年度が3.5ポイント、令和7年度が1.9ポイントです(編集部が算出)。3年間の上下の幅は、第一種・第二種とも1ポイント前後に収まっています。

実施回数(全国のセンターと出張試験の合計)は、第一種で304回から429回に増えました。受験者数は、第一種が6万5千〜6万8千人の間で推移し、第二種は37,061人から40,653人へ2年続けて増えています。

01224364860令和5年度46.049.6令和6年度46.349.8令和7年度46.848.7第一種第二種
衛生管理者(学科試験)の合格率の推移(%)。3年度とも第二種が第一種を上回っています。出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和5年度・令和6年度・令和7年度 事業報告書」の免許試験実施状況(合計欄)。

令和8年度(2026年度)の受験者数・合格率は、2026年10月7日時点でも協会の「統計」ページに掲載されていません(掲載されているのは令和7年度分のみ)。「最新の合格者」ページで公開されているのは、試験日ごとの合格者の受験番号だけです(https://www.exam.or.jp/h_gokaku/)。

出典:(公財)安全衛生技術試験協会「統計」(https://www.exam.or.jp/h_gokakuritsu/)、「令和7年度事業報告書」(https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/令和7年度事業報告書.pdf)、「令和6年度事業報告書」(https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2025/08/令和6年度事業報告書.pdf)、「令和5年度事業報告書」(https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2025/01/令和5年度事業報告書.pdf)


試験センター別の合格率(令和7年度)

令和7年度の事業報告書には、全国7か所の安全衛生技術センターごとの結果も載っています。関東は東京試験場、近畿は大阪試験場の分を含み、各センターが地方で行う出張試験の分も含んだ数字です。

センター 第一種 受験者数 第一種 合格率 第二種 受験者数 第二種 合格率
北海道 1,764人 47.3% 1,526人 44.0%
東北 4,395人 42.6% 2,396人 43.7%
関東 25,820人 47.4% 18,415人 52.0%
中部 11,144人 47.7% 4,791人 46.1%
近畿 9,518人 48.7% 6,365人 49.3%
中国四国 6,775人 47.7% 2,628人 45.4%
九州 6,985人 41.7% 4,532人 43.2%
全国 66,401人 46.8% 40,653人 48.7%

第一種は近畿の48.7%が最も高く、九州の41.7%が最も低い結果でした(差は7.0ポイント)。第二種は関東の52.0%が最も高く、九州の43.2%が最も低くなっています(差は8.8ポイント)。受験者が最も多いのは関東で、全国の受験者のうち第一種で38.9%、第二種で45.3%を占めます(編集部が算出)。

近畿(9,518人)48.7%中部(11,144人)47.7%中国四国(6,775人)47.7%関東(25,820人)47.4%北海道(1,764人)47.3%東北(4,395人)42.6%九州(6,985人)41.7%全国(66,401人)46.8%
令和7年度(2025年度)の第一種衛生管理者、試験センター別の合格率(かっこ内は受験者数)。関東は東京試験場、近畿は大阪試験場を含み、各センターの出張試験も含みます。7センターの受験者数・合格者数の合計が全国値(66,401人・31,046人)と一致することを編集部が確認。出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和7年度 事業報告書」。
関東(18,415人)52.0%近畿(6,365人)49.3%中部(4,791人)46.1%中国四国(2,628人)45.4%北海道(1,526人)44.0%東北(2,396人)43.7%九州(4,532人)43.2%全国(40,653人)48.7%
令和7年度(2025年度)の第二種衛生管理者、試験センター別の合格率(かっこ内は受験者数)。関東は東京試験場、近畿は大阪試験場を含み、各センターの出張試験も含みます。7センターの受験者数・合格者数の合計が全国値(40,653人・19,796人)と一致することを編集部が確認。出典:公益財団法人 安全衛生技術試験協会「令和7年度 事業報告書」。

センターごとの差には、受験する人の顔ぶれの違いも含まれます。協会はこの差の理由を示していないため、受験する会場を変えれば受かりやすくなる、とは言えません。

出典:(公財)安全衛生技術試験協会「令和7年度事業報告書」(https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/令和7年度事業報告書.pdf)


試験の合格基準

合格率の話と一緒に押さえておきたいのが、合格基準の構造です。

  • 科目ごとの得点が40%以上
  • かつ、全科目の合計が60%以上

科目ごとの足切りラインがあるのがポイントで、特定科目だけ点数を稼ぐ戦略は使えません。「労働生理が苦手だから他で稼ぐ」では合格に届かない設計になっています。

科目 第一種 第二種
関係法令(有害業務以外) 7問・70点 10問・100点
関係法令(有害業務) 10問・80点 (対象外)
労働衛生(有害業務以外) 7問・70点 10問・100点
労働衛生(有害業務) 10問・80点 (対象外)
労働生理 10問・100点 10問・100点
合計 44問・400点 30問・300点

第一種は問題数も配点も多く、有害業務の比重が大きい構成です。

公式FAQでは、合格基準を「科目ごと(第一種衛生管理者試験の科目のうち範囲が分かれているものについては範囲ごと)の得点が40%以上で、かつ、その合計が60%以上」と説明しています(https://www.exam.or.jp/faq)。第一種の「関係法令」と「労働衛生」は、有害業務に係るものとそれ以外の範囲で、それぞれ40%以上が必要です。

配点から計算すると、合計の合格ラインは第一種が400点中240点、第二種が300点中180点です。範囲ごとの最低点は、80点満点の範囲で32点、70点満点の範囲で28点、100点満点の科目で40点になります(編集部が算出。配点は協会の資格紹介ページ(https://www.exam.or.jp/introduction/h_shokai502)による)。


なぜ半数が落ちるのか

協会は不合格の理由を公表していないため、「なぜ落ちるか」を統計から断定することはできません。確かなのは合格基準の構造です。合計で60%取れていても、1つの科目(第一種は範囲)で40%を下回ればその時点で不合格になります。第一種は5つの範囲すべてで足切りを超える必要があり、第二種は3科目です。

第一種は有害業務の範囲(関係法令10問・労働衛生10問)が加わり、問題数は44問、第二種は30問です(協会の資格紹介ページ)。範囲が広い分、手薄な範囲を1つでも残すと足切りに引っかかりやすい設計です。

対策としては、講義を最後まで視聴したうえで、苦手な科目(範囲)を作らないことが先決です。どれか1科目で点を稼ぐ戦略は、この試験では使えません。


SMART合格講座の対策ポイント

SMART合格講座を使う場合の、合格率を引き上げるための具体的な使い方を整理します。

1. 講義を1.25〜1.5倍速で2周視聴する

第一種で約12時間40分、第二種で約7時間30分の講義です。1周目は1.5倍速で全体像を把握、2周目は1.25倍速で重要論点を再確認、という二段階で進めると効率がよいです。1周目で完璧に理解しようとすると時間が足りなくなります。

2. 問題演習は協会の公表試験問題を最低2周

SMART衛生管理者講座の公式ページにあるのは、第一種約12時間40分・第二種約7時間30分のビデオ講義(視聴3年間)と受講料(第一種29,700円・第二種25,300円、税込)で、「SMART答練」の記載はありません(2026年10月7日確認。出典は記事末尾)。演習は協会が年2回公表する試験問題を使い、1周目で正答率を記録、2周目で間違えた問題を中心に再演習します。

3. 関係法令の数字は紙でまとめる

衛生管理者の選任要件、衛生委員会の構成、健康診断の項目など、数字で覚える論点は動画視聴では定着しにくいです。講義を見ながら自分でまとめノートを作る運用が効きます。

4. 直前期は公表問題で時間を測る

(公財)安全衛生技術試験協会は年2回、公表問題を出しています。試験1〜2週間前に時間を測って解いておくと、本番のペース感覚が掴めます。


合格率を超えるためのチェックリスト

試験本番までに次の項目を全部潰せていれば、合格率5割弱の壁を超える現実的なラインに乗ります。

  • 講義を最後まで2周視聴している
  • 協会の公表試験問題を最低2周している
  • 関係法令の数字を一覧表で整理している
  • 有害業務(第一種のみ)の作業環境管理を図で覚えている
  • 労働生理の用語を100個以上覚えている
  • 公表問題を1回は時間を測って解いている

逆に、このうち3つ以上が未消化のまま試験日を迎えると、半数の側に入る可能性が高くなります。


よくある質問

Q. 第一種と第二種、合格率が高いのはどちらですか?

令和5〜7年度の3年度とも、第二種のほうが高い結果です。令和7年度は第一種46.8%、第二種48.7%で、差は1.9ポイントでした(差は編集部が算出。出典:https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/令和7年度事業報告書.pdf)。

Q. 最新の合格率はいつの数字ですか?令和8年度の合格率は出ていますか?

最新は令和7年度(2025年4月〜2026年3月)の数字です。2026年10月7日時点で、令和8年度の受験者数・合格率は協会の「統計」ページに掲載されていません(出典:https://www.exam.or.jp/h_gokakuritsu/)。

Q. 受験する地域によって合格率は違いますか?

令和7年度のセンター別の合格率は、第一種が41.7%(九州)〜48.7%(近畿)、第二種が43.2%(九州)〜52.0%(関東)でした(出典:https://www.exam.or.jp/wp-content/uploads/2026/09/令和7年度事業報告書.pdf)。ただし協会は差の理由を示していないため、会場を選べば受かりやすくなるとは言えません。


まとめ

衛生管理者の合格率は令和7年度で第一種46.8%・第二種48.7%で、半数前後が落ちる試験です。「簡単な国家資格」と言われがちですが、無対策で受かるほど甘くはありません。

SMART合格講座のような動画講座を使う場合は、講義を見るだけで満足せず、協会の公表試験問題を2周以上回し、関係法令の数字を別途まとめる作業を組み込めば、合格圏に到達できる構造になっています。試験そのものは対策効果が出やすい部類なので、必要な時間を確保することが何より効きます。



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