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「オンスクの社労士講座だけで合格できる?」という疑問に、オンスク.JPの公式サイトと厚生労働省の公表資料で確認できる範囲でお答えします。
社労士試験は、令和7年度(第57回)の合格率が5.5%(受験者43,421人・合格者2,376人)でした(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_63952.html)。一方、オンスクの社労士講座は、公式ページで「社会保険労務士入門編講座」と明記されています。
この記事でわかること
- オンスクの社労士講座に含まれるもの(公式の値)
- オンスクだけでは足りない部分
- 合格を目指す場合のオンスクの使い方
結論:オンスクは「入門編」。これだけで合格を目指す講座ではない
オンスクの社労士講座ページには「※当講座は社会保険労務士入門編講座です。」と書かれています(https://onsuku.jp/training/syaroushi)。
講座そのものが入門編として作られているので、オンスクだけで合格を目指すのはおすすめしません。試験範囲の全体像をつかむ入口として使い、本試験レベルの演習や法改正の確認は別の教材で補う前提で考えてください。
| 本試験に向けて必要なもの | オンスクの状況(公式の記載) |
|---|---|
| 全範囲のインプット | 講義動画 全107回(約15時間)※入門編 |
| 問題演習 | 練習問題 全408問(多肢選択式問題を含む) |
| 選択式の形式の問題 | 多肢選択式問題あり(スタンダードプランのみ) |
| 法改正への対応 | 講座の改訂日は2026年4月21日。最新の本試験の内容に一部未対応となる場合があると明記 |
| 講師への質問 | 案内なし(会員同士で相談する「みんなの学習相談」あり) |
| 模試 | 講座内容に記載なし |
オンスクの社労士講座に含まれるもの(公式の値)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座の位置づけ | 社会保険労務士入門編講座 |
| 講義動画 | 全107回(約15時間) |
| 練習問題 | 全408問(多肢選択式問題含む) |
| ダウンロード教材 | PDFテキスト、音声、講義スライド |
| 担当講師 | 金本 絵美 |
| 講座開講・改訂日 | 2026年4月21日 |
| 料金 | ウケホーダイ-ライト 月額1,078円/ウケホーダイ-スタンダード 月額1,628円(税込) |
出典:オンスク.JP 社会保険労務士講座(https://onsuku.jp/training/syaroushi)、有料プランについて(https://onsuku.jp/plan_guidance)
講義は107回で約15時間なので、1回あたりの平均は約8分です(編集部の計算)。カリキュラムは労働基準法から社会一般常識まで10章に分かれていて、試験科目をひととおり見られる構成です。
多肢選択式問題はスタンダードプランのみ
講座ページには「※多肢選択式問題はウケホーダイ-スタンダードプランでご利用いただけます。」とあります。公式FAQでも、社会保険労務士では試験の出題形式にもなっている「多肢選択式問題」を解けると説明されています(https://faq.onsuku.jp/ukehodai/ukeho-training/531)。
ライトプランでは使えないため、社労士の学習に使うならスタンダードプランを選んでください。なお、408問のうち多肢選択式が何問かは公式ページに書かれていません。
オンスクだけでは足りない理由
理由1:公式が「入門編」と位置づけている
先に触れたとおり、講座ページ自体が入門編講座だと明記しています。講義動画についても「初めて法律の勉強をする方でも無理なく学習できます」と説明されており、初学者向けの内容です。
理由2:試験は科目ごとに基準点があり、1科目でも届かないと不合格
社労士試験の形式は次のとおりです(第58回・令和8年度の受験案内より)。
| 出題形式 | 問題数(配点) | 試験時間 |
|---|---|---|
| 選択式 | 8問(40点) | 80分 |
| 択一式 | 70問(70点) | 210分 |
出典:社会保険労務士試験オフィシャルサイト 第58回受験案内(https://www.sharosi-siken.or.jp/wp-content/uploads/2026/04/58kaiannai.pdf)
合格基準は、選択式・択一式それぞれの総得点と科目ごとの基準点の両方で決まります。令和7年度(第57回)の合格基準は次のとおりでした。
| 総得点 | 科目ごとの基準点 | |
|---|---|---|
| 選択式 | 22点以上 | 各3点以上(労働者災害補償保険法、労働に関する一般常識、社会保険に関する一般常識は2点以上) |
| 択一式 | 42点以上 | 各4点以上(雇用保険法は3点以上) |
出典:厚生労働省「第57回(令和7年度)社会保険労務士試験の合格基準について」(https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001570042.pdf)
科目ごとの基準点は、毎年の試験結果を見て引き下げられることがあります。どの年度でも、苦手科目を作らないことが前提です。
学習時間について、オンスク公式の解説ページでも「一般的に1,200時間程度と言われています」と書かれています(https://onsuku.jp/training/syaroushi/difficulty)。講義の約15時間は、その入口の部分にあたります。
理由3:問題演習の量が限られる
練習問題は全408問です。択一式は本試験だけで毎年70問出題されるので、過去問集などで演習量を増やす必要があります。
オンスク公式サイトに掲載されている社労士講座の「ご利用者の声」でも、問題演習について「問題量は少ないですが、費用や基礎の定着と考えればちょうどよいと思います。」と書かれています(https://onsuku.jp/training/syaroushi/voice)。
理由4:講師に質問する窓口の案内がない
公式FAQでは、学習内容でわからないことがあった場合の方法として、会員同士で質問やコメントをし合う「みんなの学習相談」が案内されています(https://faq.onsuku.jp/service/onsuku_other/909)。講師に個別に質問できる仕組みは、講座ページやFAQでは確認できませんでした。
理由5:最新の法改正に一部未対応の場合がある
講座ページには、講座の開講・改訂日(2026年4月21日)とあわせて、「受講や受験のタイミングによって、最新の本試験の内容に一部未対応となる場合がございます。」と書かれています。
第58回(令和8年度)試験は、「令和8年4月10日現在施行」の法令等を基準に出題されます(受験案内より)。法改正の内容は、受験年度に対応した市販教材などで別に確認してください。
オンスクだけで合格した人はいるのか?
オンスク公式サイトの社労士講座「ご利用者の声」に掲載されているのは1件(2026年9月確認)で、合格の報告ではありません。その方は、次のように書いています。
公式サイト掲載「ご利用者の声」(社会保険労務士講座)
「まだ私もはじめたばかりですが、費用で躊躇せず、取っ掛かりとして基本的な学習をオンスクで始めて、うまくいきそうならば、本格的な学習をTACで受講するのも手でしょう。」
出典:オンスク.JP「ご利用者の声」(https://onsuku.jp/training/syaroushi/voice)※公式サイトの注記:ご利用者様個人の感想であり、学習効果には個人差があります。
この記事では、オンスクだけで社労士に合格したという体験談を、投稿者や受験年度まで確かめられる形では確認できていません。
合格を目指すなら:オンスクの使い方
使い方1:入門に使ってから本格的な講座へ進む
オンスクで試験範囲の全体像をつかみ、続けられそうだと判断できてから本格的な講座を選ぶ使い方です。公式サイトの「ご利用者の声」にある使い方と同じです。
入門期間にかかるオンスクの費用は次のとおりです(税込)。
| プラン | 3か月の費用 |
|---|---|
| ウケホーダイ-ライト(月額1,078円×3か月) | 3,234円 |
| ウケホーダイ-スタンダード 3ヵ月パック | 4,884円 |
出典:オンスク.JP 有料プランについて(https://onsuku.jp/plan_guidance)
社労士講座だけを受講できる「資格別プラン」もあり、講座ページでは「3ヵ月パック 3,980円〜」(税抜表示)と案内されています。
本格的な講座は、料金・講義時間・質問サポートの有無が講座ごとに違い、キャンペーンで価格も変わります。申し込む前に、各社の公式ページで最新の内容を確認してください。
使い方2:市販のテキスト・過去問集と組み合わせる
費用を抑えたい場合は、オンスクで全体像をつかんだあと、市販の教材で次の部分を補う方法もあります。
- 過去問集(択一式・選択式の演習量を増やす)
- 受験年度に対応した法改正の情報
- 模試(オンスクの講座内容には記載がないため)
講師に質問できる環境がない分、わからない論点を自分で調べて解決する必要があります。学習の自己管理ができる人向けです。
よくある質問
Q1. オンスクだけで合格した人はいますか?
A. 公式サイトの「ご利用者の声」に、社労士の合格体験談は掲載されていません(2026年9月確認)。
この記事でも、オンスクだけで合格したという体験談を、確かめられる形では確認できていません。
Q2. オンスクは意味がないですか?
A. 入門として全範囲をひととおり見るには使えます。
講義は全107回(約15時間)で、入門的なPDFテキストも付いています。公式ページでは、テキストを「全体を一読してから講義動画を見るのもおすすめ」と案内しています。
Q3. ライトとスタンダードのどちらがよいですか?
A. 社労士の学習に使うならスタンダードです。
多肢選択式問題はスタンダードプランでのみ使えます。間違えた問題の解き直しなどの復習機能や、講義スライド・音声のダウンロードもスタンダードの機能です(https://faq.onsuku.jp/ukehodai/ukeho-training/531)。
Q4. 無料で試せますか?
A. 無料プランがあり、無料期間は無制限です。
無料プランで使えるのは初回動画と初級問題のみです。無料プランから自動で有料プランに切り替わることはありません(https://onsuku.jp/ukehodai)。
まとめ:オンスクは「入門」として活用しよう
結論:オンスクの社労士講座は公式に「入門編講座」とされており、これだけで合格を目指すのは現実的ではありません。
| オンスクでできること | オンスクだけでは足りないこと |
|---|---|
| 試験範囲の全体像をつかむ(全107回・約15時間) | 本試験レベルの演習量 |
| 基礎の問題演習(全408問) | 講師への質問 |
| 多肢選択式問題に触れる(スタンダードのみ) | 模試 |
| 低い費用で続けられるか試す | 受験年度の法改正の確認 |
まずは無料プランで講義の雰囲気を確かめ、続けられそうならスタンダードプランで入門を進めてから、本格的な講座や市販教材を選ぶのが現実的です。
この記事の情報は2026年9月時点のものです。最新の料金・サービス内容は公式サイトでご確認ください。

