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保育士試験は筆記が9科目もある国家試験です。勉強時間が気になる方は多いと思いますが、「合計100時間で受かる」「いや300時間必要だ」と情報源によって差が大きく、結局どれを信じればいいのか分かりにくい状態になっています。
そこで本記事では、保育士試験の制度(科目数・配点・科目合格制度)と、SMART合格講座の教材ボリュームをもとに、無理のない学習計画の立て方を整理しました。1日の学習時間を逆算する方法も紹介します。
この記事の信頼性
- 調査時期:2026年5月
- 調査対象:SMART合格講座 保育士の公式ページ、一般社団法人 全国保育士養成協議会の試験概要
- 執筆者:「デジタル資格ナビ」編集部
- 情報源:各公式サイト
保育士試験の勉強時間が一概に語れない理由
「保育士試験の勉強時間は◯時間」という断定的な情報は、編集部としてはあまり信用していません。理由はシンプルで、受験者のバックグラウンドに幅がありすぎるからです。
短大の保育科を出ていれば保育原理や保育の心理学はほぼ復習で済みますが、まったくの未経験から始める方は、用語ひとつひとつを覚えるところから始める必要があります。同じ「合格レベル」に到達するまでに必要な時間が、人によって数倍違うのは当たり前のことです。
そのうえで、おおまかな目安として参考になる数字を整理すると、次のような幅になります。
| 学習背景 | おおよその目安 |
|---|---|
| 保育科・教育系出身 | 100時間前後 |
| 福祉・心理系の学習経験あり | 120〜180時間 |
| 完全に初学者 | 180〜250時間 |
| 子育てや保育補助の実務経験あり | 上記から2〜3割短縮できることもある |
ここに書いた数字はあくまで目安です。模試で6割を超えるまでの時間を「自分の必要時間」と考えるのが現実的です。
SMART合格講座の教材ボリュームから逆算する
SMART合格講座 保育士の公式ページによると、教材の中心はビデオ講義約16時間と答練(演習)約1時間40分、合わせて20時間弱の動画コンテンツです。視聴期間は申込日から3年間で、追加費用なしで何度でも見返せます。
ここから現実的な勉強時間を逆算すると、次のようになります。
- 動画を1周視聴:約18時間
- 2周目(要点復習+メモ取り):約12時間
- 過去問演習・市販問題集:60〜120時間
- 答練・弱点復習:20〜40時間
合計でおよそ 110〜190時間 。先ほどの「100〜250時間」というレンジとも整合します。動画講義を効率よく回しつつ、過去問演習に多くの時間を割く形が無理のない配分です。
9科目をどう配分するか
筆記試験は9科目あり、各科目満点の6割以上で合格となります。問題数や時間も科目ごとに違うため、平等に時間を配分すると効率が悪くなります。
| 科目 | 試験時間 | 学習時間の目安 |
|---|---|---|
| 保育の心理学 | 60分 | 多め(暗記+理解) |
| 保育原理 | 60分 | 多め(指針の精読が必要) |
| 子ども家庭福祉 | 60分 | 多め(数字・制度が頻出) |
| 社会福祉 | 60分 | 多め(範囲が広い) |
| 教育原理 | 30分 | 普通(範囲狭いが落とせない) |
| 社会的養護 | 30分 | 普通(教育原理とニコイチ) |
| 子どもの保健 | 60分 | 普通 |
| 子どもの食と栄養 | 60分 | やや少なめ |
| 保育実習理論 | 60分 | やや少なめ(音楽理論あり) |
教育原理と社会的養護は試験時間が短い代わりに、両方とも6割以上を取らないと次回に持ち越しになるという、ややクセのある扱いになっています。1科目で落とすと両方やり直しになるため、ここは最初に手を付けて余裕を持って仕上げるのが安全です。
1日の勉強時間と学習期間の組み合わせ
総勉強時間を150時間と仮定した場合、1日の学習時間と必要な学習期間の関係は次のようになります。
| 1日の学習時間 | 学習期間 | 想定される受験者像 |
|---|---|---|
| 30分 | 約10ヶ月 | 子育て中、フルタイム勤務 |
| 1時間 | 約5ヶ月 | パート勤務、子どもが学校・園 |
| 1時間30分 | 約3ヶ月半 | 学生、求職中 |
| 2時間以上 | 2ヶ月台も可能 | 短期集中で挑む方 |
保育士試験は年に2回(前期:4月筆記/後期:10月筆記)行われています。試験日から逆算して、合計時間を確保できる開始時期を決めるのが第一歩です。
科目合格制度を勉強時間設計に組み込む
保育士試験には科目合格制度があり、合格した科目は3年間有効です。3年以内なら、その科目の試験は免除されます。
この制度を前提にすると、「1回で全科目合格を狙う」プランと、「2〜3回に分けて確実に積み上げる」プランのどちらを取るかで、必要な勉強時間と1日の負荷が大きく変わります。
| 戦略 | 1回あたりの勉強時間 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 1回完結型 | 150〜250時間(半年〜1年) | まとまった時間が取れる方 |
| 2回分割型 | 1回あたり80〜120時間 | 仕事・育児と両立する方 |
| 3回分割型 | 1回あたり50〜80時間 | 時間が限られる方、慎重派 |
SMART合格講座は視聴期間が3年あるため、どの戦略を選んでも追加費用ゼロで対応できます。最初に決め切れない場合でも、途中で計画変更しやすいのは強みです。
学習スケジュールの組み方の例
総学習時間150時間を5ヶ月で消化する場合の、ざっくりとした流れを書いておきます。あくまで一例なので、自分の理解度に合わせて調整してください。
1ヶ月目 :動画講義の1周目。理解度はそこそこで構わない、まずは全科目に触れる
2ヶ月目 :教育原理・社会的養護を仕上げる。並行して保育の心理学・保育原理の過去問
3ヶ月目 :子ども家庭福祉・社会福祉の制度を覚える。数字の暗記カードを作る
4ヶ月目 :子どもの保健・食と栄養・保育実習理論を一気に固める
5ヶ月目 :過去問3〜5年分を解き直し、苦手分野を答練と動画で復習
通勤や家事の合間にイヤホンで音声を聞き流すだけでも、覚えるべき用語は耳に残ります。1日30分しか確保できない方ほど、SMARTの音声ダウンロード機能を活用すると差が出ます。
まとめ
保育士試験の勉強時間は、おおむね100〜250時間が現実的なレンジです。SMART合格講座のビデオ約16時間+答練約1時間40分という教材ボリュームから逆算すると、合計で110〜190時間というあたりに収まる方が多くなります。
3年間の視聴期間を活かせば、1回で押し切る計画でも、2〜3回に分けて科目合格を積み上げる計画でも対応できます。試験までの月数と1日に取れる学習時間から逆算して、自分に合った無理のない計画を組んでみてください。
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出典
- SMART合格講座 保育士(https://www.joho-gakushu.jp/smartinfo/k_hoikushi/)
- 一般社団法人 全国保育士養成協議会 試験概要(https://www.hoyokyo.or.jp/exam/)
- 全国保育士養成協議会 筆記試験概要(https://www.hoyokyo.or.jp/exam/guidance/writtenexam1.html)

